障害者(児)の福祉をすすめる会第26回定期総会に参加しました。私は、大学を卒業して宇部市で就職した時に入会しましたので、もう20年程になります。最近の主な取組みは、日帰り旅行、街づくり点検活動、障害者の日記念学習会となっています。
会長は、米原ろ州さん。この会だけでなく、宇部市の障害者運動のリーダーのお一人です。会が終わって、先日、米原さんの活動を紹介した日本テレビ系のNNNドキュメント08「箱車の喜び―自立の家 初めての青春」のビデオを皆で聴視しました。
米原さんは、電動車椅子に乗った重度障害者の方です。お母さんが亡くなられた後も、自宅で自立して生活しておられます。米原さんは、数年前に自宅を「自立の家」として解放し、他の障害者の方々を受け入れておられます。
その一人が、小川和也さん。関東地方での施設生活の後、自立を目指し米原さんの元に来られた方です。カメラは、彼が初めて一人で電車に乗って買い物に行く姿を追っていました。
もう一人が、神崎千尋さん。萩の養護学校を卒業し、施設での生活の後、米原さんの自立の家に来られました。カメラは、彼女が初めて一人で美容院に行く姿を追っていました。
別の場面では、神崎さんのお父さんが「順番では私が早く逝きますので」と語っておられました。彼らが自立のために挑む姿とそのお父さんの言葉に思わず涙しました。
健常者と言われている私たちには、あたり前の事が、障害者の方々には、大変なことがまだまだ、たくさんあることを学びました。
もっと、もっと、社会のバリアーを取り除いていく取組みを強めないといけないことを痛感しました。そして、これらも米原さんと一緒に、障害者の方々にとって宇部市が少しでもバリアの少ない地域になるように活動を続けていこうと思いました。
今年も、行事には、なるべく子どもたちと一緒に参加する予定です。
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