議員日誌

17日から県立美術館でいわさきちひろ展

 4月17日から5月25日まで、山口県立美術館で、「いわさきちひろ展」が開かれます。

 いわさきちひろの夫は、日本共産党元衆議院議員の松本善明さんです。いわさきちひろは、日本共産党員でした。生前、ちひろが、カトリックのシスターに、「あなたは、共産党員なのにどうしてこんな美しい絵が描けるのですか」と聞かれたそうです。ちひろは、「共産党員だからこそ描けるのです」と答えたそうです。

 松本さんの著書「思い出のちひろ」によると、松本さんが日本共産党の国会議員として立候補した時、女学生時代の友人が、ちひろに「もう絵が描けなくなるわよ」と助言したそうです。

 しかし、ちひろの代表的な仕事は、松本さんが国会議員になってからの時期に集中しています。ちひろは選挙で彼女の絵がつぶれなかったことについて、よく「共産党だものね」と語っていたそうです。

 ちひろは癌で、1974年に亡くなります。彼女の最後の絵本は、1973年に出版された「戦火のなかの子どもたち」でした。この本は、ベトナム侵略に反対する内容のものです。

 「あの子は、風のように、かけていったきり」という言葉とともに描かれた少年の顔には、「ちひろの侵略にたいする怒りが満ちています」と松本さんは本の中で述べています。

 平和とともに子どもをこよなく愛したちひろの絵が多くの県民の方々に触れる機会が出来たことに私は大変な喜びを感じます。

 平和と暮らしが脅かされようとしている今、私もちひろの絵に触れて大いなる活力を受けたいと思います。我が家でも家族で、県立美術館に行く予定です。

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