今日、午後2時羽田発の飛行機で宇部に帰ってきました。そして、夕方の日本共産党厚東川後援会の新年会に参加して先ほど帰ってきました。
昨日は、農林水産省、国土交通省、文部科学省と交渉を行いました。国土交通省では、日量3万2千トンが未事業となっている小瀬川工業用水道の問題で交渉しました。山口県は、事業化の見通しのない弥栄ダムの利水の権利を治水に振替えてもらうように国に交渉を続けてきました。12月県議会でもその姿勢を知事が議会で答弁していまたが、年明けに大きな変化があったことが国土交通省の職員の説明でわかりました。この間、小瀬川水系の河川整備基本方針の策定作業が行われていました。この中で、治水容量が増えれば、山口県の工業用水の利水の権利を治水に振り返る可能性も生じた訳です。しかし、年明けに、3回目の河川整備基本方針の検討会が開かれて治水容量は増やさないという結論になったようです。山口県は、国土交通省の照会に対して、河川整備基本方針の検討会の結果を受けて利水の治水への振替えは困難になったとの認識に立っていると答えたという説明もありました。
その上で、国土交通省としては、山口県の今後の対応については県から国に相談があれば、乗る考えがあることを示しました。
私は来週にも、この件で県に確認しようと思っています。治水振替えは本当に困難になったのか。その上で、今後、弥栄ダムに県が持っている事業化の見通しのない利水の権利をどうするのか。県の考えを率直に問うつもりです。
今日は、防衛省、外務省、国交省を交えて岩国基地問題を集中的に議論しました。その後に、環境省と交渉しました。環境省の問題としては、アルゼンチンアリの駆除対策の強化について交渉しました。その中で、環境省は、新年度「生物多様性保全推進支援事業」をスタートさせたいと説明しました。その制度は、国が1ヶ所あたり1000万円補助するもので、外来生物防除対策にも使えるものです。この制度を、岩国を中心としたアルゼンチンアリの被害対策に充てることができるように、この点も来週、県の考えを問いたいと思います。
このように県政にも関わる様々情報が得られるのが政府交渉の利点です。その他、様々な成果を今後の議会活動に生かしていきたいと思います。
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