議員日誌

空手と蟹工船

 昨日、新極真会山口中央支部2008新春団体交流戦が行われ、小学2年の次男が選手として参加しました。3歳の長女と4年の長男と私が応援に行ました。先鋒が年長と1年、次鋒が1年2年、中堅が3年4年、副将が5年6年、大将が自由の5人による道場別の対抗戦です。宇部御手洗道場から3チーム。宇部東道場から2チーム。新山口道場から2チーム。7チームによる総当り戦で、午後1時から午後5時まで、試合が行われました。息子は、宇部御手洗道場Cチームの次鋒の一人として参加しました。

 息子は、3試合に出場し、1勝1敗1引き分けでした。さすがにその日は、疲れていたようですが、今朝は、いつもよりはつらつとしていたようです。そして、今日も元気よく練習に行きました。

 私たちの道場の全国組織である新極真会は、「空手ライフ」という月刊誌を発行しています。2月号には、「最強の読書計画」という特集記事が組まれていました。副題は、「心・技・体を鍛え、新しい自分に出会える80選」というものです。なんとこの中に、小林多喜二の「蟹工船」があるではありませんか。「著者の小林多喜二は、国家反逆の罪に問われ29歳の若さで生涯に幕を下ろしている。彼は『蟹工船』を発表する前、自らの墓を立てている。死をも覚悟しながら自分の主張を貫いた小林は、まさしく『闘う男』だ。」と解説されています。

 今日のしんぶん赤旗日刊紙の青年のページに、小林多喜二の蟹工船が特集されていました。今年は、小林多喜二生誕105年・没後75周年に当る年です。今、青年に「蟹工船」が読み継がれているといいます。記事の中で、作家の浅尾大輔さんは、蟹工船が現在の青年に受け入れられる理由について、「『蟹工船』に描かれている労働者の状態は、今の派遣労働者と非常によく似ているからです。」 と語っています。

 私も20歳の頃、蟹工船を読みました。まだ学生でしたので、「こんなに寒い辛い世界があるのか」とその現実に、ただただ圧倒されたというのが感想でした。今日、本棚から蟹工船を取り出しました。43歳の今、再び読んでみようと思います。そして、「闘う男」小林多喜二の覚悟を感じとりたいと思っています。

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  白のマスクが息子。この試合は勝ちました。

 

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