議員日誌

糸里とその後

 輪違屋糸里の後編を見ました。上戸綾は、後半の演技の方がよかったかも知れません。土方は、弁が立たなければいけませんので、やはり、今回の伊藤よりも、大河ドラマの山本に私は、軍配を挙げます。芹沢は、やはり、大河の佐藤ですね。今回の的場の近藤は、とてもよかったと思います。近藤らしさがとても出ていたと思います。大河の香取は、視聴率という点では大いに貢献したでしょうが、近藤役としては、飛躍しすぎていた感じがします。ただし、子どもと観た西遊記の香取は大いにはまり役だったことを付け加えておきます。

 さて、ドラマでも、原作でも、クライマックスで、糸里天神は、桜木太夫になります。これは、原作の解説にありますが、作者浅田氏の創作のようです。しかし、この桜木太夫は、実在した人物です。輪違屋十代目の高橋利樹氏によれば、実際に輪違屋に籍を置いていた芸妓だった記録が残されているそうです。桜木太夫は、維新の名花と称され、後に伊藤博文の側室となり、伊藤がハルビン駅で暗殺された後は、京の西賀茂で尼になり伊藤の菩提を弔ったといわれています。

 それでは、糸里は、実在したかと言えば、子母澤寛の「新撰組始末記」に実際に出てくる人物のようです。しかし、糸里が輪違屋にいたかどうかははっきりしないようです。

 新撰組が京都にいたのは、今から140年前。私の祖母が生きていたら102才ですから、祖母の祖父母が生きた時代が、新撰組の時代でしょうか。輪違屋は、未だに形を変えながら営業を続けているそうです。近藤勇の直筆も残されているそうです。長州人としての気質からでしょうか、維新の歴史や物語は胸が踊ります。

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