南京大虐殺から70年です。これから、サンきわ後援会で、南京事件について報告します。
当時8歳だった夏淑琴さんは、アメリカのマギー牧師に、証言します。牧師が証言をもとに記録を残しています。「この少女は、背中とわき腹を刺されたが、殺されずにすんだ。殺害された人には、76歳の祖父と74歳の祖母、母親と16歳と14歳の姉と1歳の赤ん坊がいた。二人姉ともそれぞれに三人ぐらいの日本兵に輪姦され、それからもっとも残酷な殺されかたをした。下の姉は、銃剣で刺し殺されたが、上の姉と母のほうはとても口にはできないやり方で殺害された。」
夏さんは自らの証言をニセと決め付けた、東中野修道・亜細亜大学教授を相手に名誉棄損裁判を中国と日本で起こしました。中国の裁判で同教授は出廷を3度拒否しましたが、昨年夏さんが勝訴。日本では11月に東京地裁の判決がでます。
南京で、捕虜と住民の大量虐殺があったのは、関係者の多くの証言が実証しているとおりです。自民党の「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」は、南京問題小委員会を設置し、「南京攻略戦が通常の戦場以上でも以下でもない」として、大虐殺を否定する「検証結果」をまとめました。しかし、「通常の戦場以上でも以下でもない」からと言って、「日中戦争で南京を占領したとき、多数の中国人民衆を殺害した」という東京裁判の「認定」そのものを否定することは出来ません。大量虐殺はなかったとする事実をあげてもらわなかったら議論になりません。
歴史を曲げるものは、歴史を繰り返します。自民党は、史実に真摯になるべきです。
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これは、NHKが総務省消防庁に対して行った情報公開請求で初めて明らかになったものです。それによりますと、病院に到着する前に心臓と呼吸が止まり、救急救命士や救急隊員が処置をしながら病院に搬送した患者は、おととし1年間に全国で9万6000人余りでした。このうち心臓が再び動き出したのは5%余りで、さらに1か月後も生存していた人は2.29%でした。1か月後の生存率を都道府県別に見ますと、最も高かったのは島根県の4.47%、次いで熊本県の3.94%、富山県の3.58%となっています。一方、生存率が低かったのは、山口県の1.07%、山形県の1.23%、栃木県の1.32%で、最も高い島根県と最も低い山口県では4倍の差がありました。これらのデータについては、総務省消防庁が全国の都道府県から収集していますが、これまで全国平均の数字しか公表してきませんでした。これについて、杏林大学救急医学の島崎修次教授は「かなり大きな差があると思うが、なぜこれほどの差が出たかについては、もう少しデータの中身が詳しくわからないと分析できない。消防庁はより詳細なデータを出していくべきだと思う」と話しています。
by saito — 2007年9月3日 16:59 PM