議員日誌

3丁目の夕日

 昨日は、母と私たち家族全員で、県立博物館に行き、昭和展を観てきました。先日、観覧者が1万人を突破したということで、大変な賑わいでした。子どもたちは、昭和展以外の展示物も興味津々でした。今後も楽しい展示物で県民に親しまれる博物館になればと県議の一人としても願っています。

 昭和展の物産店で子どもたちはおもちゃを買い、私は、西岸良平の漫画「3丁目の夕日傑作集1」を買いました。映画「ALWAYS3丁目夕日」は、ビデオを観て感動しました。原作がこの漫画です。近く第二弾の映画が封切られます。当時の映画館は、宇部市の記念館が使用されたということもあり、封切が楽しみです。

 3丁目の夕日の舞台は、昭和30年代のはじめですから、今、団塊世代の方々が子どもの頃の情景でしょうか。戦争が終わって少したった頃で、未だに戦争が色濃く残っている頃です。「台風の夜」という作品には、その頃の事がよく描かれています。タバコ屋のおばあちゃん「大田キン」さんは、若くして夫に先立たれ、女手ひとつで苦労して育て上げた一人息子も戦争で亡くしたます。子どもたちから「アクマ先生」と呼ばれ、怖れられている名医のタクマ先生「宅間先生」は、終戦の年の大空襲で、妻・娘が行方不明になります。

 今日は、戦後62年目の終戦記念日です。タバコ屋のおばあちゃんも宅間先生も、今、生きておられれば、100歳以上でしょう。戦争を実際に体験された方々も少なくなっていますが、当時、子どもだった団塊世代以上の方々から、その方の体験や、その方のご両親が受けた戦争の話しを聞く日にいたしましょう。

 小泉元首相が、靖国神社に参拝しました。靖国派の方々は、あの戦争は正しかったといいますが、歴史をゆがめる者は歴史を繰り返す者です。私は、二度とあの戦争は繰り返さない立場に徹してこれからも頑張ろうと決意を新たにしています。タバコ屋のおばあちゃんや宅間先生の苦労は、繰り返してはなりませんから。

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