昨日、午前中は、父の初盆で実家に帰りました。父の兄弟、子ども、孫が勢揃いし、父をしのびました。酒が好きで、対立したことの多かった父でしたが、古里が、選挙区となって、父の偉大さを痛感する春でした。
夕方からは、高校時代のサッカー部の同級生二人と食事をしました。一人は、宮崎県で、運送会社で働いています。もう一人は、県内で、ピアノの調律師として働いています。気持ちだけは、高校時代にタイムスリップし爽快な一夜でした。「いっきは、議員らしくない。昔と変わらん。」これが、彼等からの最高のほめ言葉だと思いました。
合間合間に、図書館で借りてきた早乙女貢著「わが師山本周五郎」を読んでいます。周五郎さんは、「弱い」人間を好んで書いた。として早乙女さんは、次のように評論しています。
「もとよりそれは、単なる感傷でもなければ、通俗的な判官贔屓でもない。『弱さ』への共感こそが本当の人間であることの証であり、『強さ』を競い合うなかで己を築こうとする、英雄・豪傑の類が逆立ちしても窺い知ることのできない、人生の秘密がそこにある、と周五郎さんは考えているのだ。」
私も、「弱さ」へ共感できる人間として成長していきたいと思います。そして、もう少し山本周五郎を読み続けます。
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