先日、06年度の全国の介護保険サービス費が発表されました。介護保険制度創設以来、初めて在宅介護費が、前年度比で、7.5%減りました。
山口県はどうでしょう。05年4月に、30億7500万円あった在宅給付費が、06年4月には、27億1400万円に減り、前年度比12%減となっています。新予防給付という制度が出来て、要介護1の方が、要支援1・2となりました。この方々は、介護ベットや車いすが使えません、訪問介護の利用が制限されます。その結果、「新予防給付」の対象となる「要支援2」と「介護給付」を受けられる「要介護1」を比べると要介護度は、一緒なのに、07年1月では、「要介護1」が、受給率が79.1%なのに対して、「要支援2」が、66.4と、12.7%の差が生まれています。この12.7%の人たちは、介護保険で介護や支援が必要と認定されても、介護保険のサービスが使えない人達です。この方々が、「介護難民」予備軍の方々だといえます。
05年の介護保険法改悪には、自民・公明だけでなく民主党までもが賛成して成立しました。この3党に、「介護難民」を生んだ責任があるということを強く訴えたいと思います。
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