議員日誌

藤沢周平はやっぱりいいですね

 私の息抜き、いやスイッチの入れ換えは、本屋です。行動と行動の間、気持ちを切り替えたいときは、自然と本屋に行っています。そしてついつい本を買ってしまいます。今年最初に買ったのが、藤沢周平「ふるさとへ廻る六部は」。六部とは巡礼の意味のようです。彼の最期のエッセイ集です。作家との相性は、エッセイを読めばわかるところがありますね。小説が好きでもエッセイを読めば、どうもこの作家はという点も見えてきます。藤沢周平は、小説もよし、エッセイもよしといったところです。まさに相性が合うのでしょう。その基盤は、地域の違いがあるにせよ、田舎に抱かれて子ども時代を過ごしたという共通性なのかも知れません。ものの見方、感じ方に共感できる点が多々あります。意見の違う作家の作品も読んで刺激を受けなければいけませんが、感じ方が共感できる作家のエッセイを読んでいると、ほっとします。古里に帰ったような、父や祖父と話しているような感じがします。

トラックバック

コメントはまだありません

No comments yet.

コメント

コメント公開は承認制になっています。公開までに時間がかかることがあります。
内容によっては公開されないこともあります。

メールアドレスなどの個人情報は、お問い合せへの返信や、臨時のお知らせ・ご案内などにのみ使用いたします。また、ご意見・ご相談の内容は、HPや宣伝物において匿名でご紹介することがあります。あらかじめご了承ください。