ピエール・ルメートルの最新作「天国でまた会おう」を読んでいます。
この小説で、ピエール・ルメートルは、フランス文学の最高の文学賞であるゴンゴール賞を受賞しました。
彼の「その女アレックス」などとは、趣を異にする歴史小説の側面があります。
小説の発端は第一次世界大戦終結直前の1918年11月。
主人公のアルベールは、重々普段な平凡な若者。
プラデル中尉は、自らの欲望を満たすためには手段は選ばない人物。
エドゥアールは、画才に恵まれた天才肌。
この三人がそれぞれの戦後を生きるドラマです。
これからは、まさに今読んでいる最中なので、ドラマの中身に興味津々です。
翻訳者の平岡敦さんがあとがきに「戦争という国を挙げての愚行に対する批判と皮肉が満ちている」と書いています。
戦争小説とてして、とてもこの作品は興味深い内容です。
いよいよ、戦後のドラマが始まります。全部読んだら、感想を紹介したいと思います。
ピエール・ルメートルは、読み出したら止まりません。
ファンの皆さん、感想をお聞かせ下さい。
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