私が所属している新極真会の空手雑誌「空手ライフ」の5月号に掲載されていた柚井ウルリカさんの連載記事に納得しました。
ウルリカさんは、スエーデン出身です。21歳で来日して、故大山倍達氏の国際秘書を務め、現在は、東京西支部で、指導員として働いておられます。
ウルリカさんは、「道場にいる一般男性を見ると、『日本の男性って大変だなあ・・・』と思います。」で連載を始めます。
「なかなか稽古には行かせてもらえない」
「スエーデンでは労働時間は基本的に8時間までと決まっています。(日本みたいに残業などはありません)。ですから、家族全員夕方5時か6時には家にいます」
「スエーデンでは、よく『人生の質』という言葉を使っています。つまり自分の人生をいかに充実させることができるかということです」
「日本では労働時間が長く、休暇がないのは当たり前にこと。まだまだ、日本の男性は必死でがんばっていくしかないのでしょうけどね」
私は、ウルリカさんの記事を読んで、志位委員長が3月3日に外国特派員協会で講演をした時のある外国人記者の質問を思いだしました。
「日本では、8時間労働制といわれていますが、12時間労働などがまかり通っています。フランスでは、週35時間労働制で、さらに労働時間を削減しようとしています。労働時間は短いのに、日本より社会保障ははるかにしっかりしています。どうしてなのでしょうか。日本共産党は、誰もノーといえないこの日本の恐ろしい状況を、どうしようとしているのでしょうか」
志位委員長は、「いまのご質問は、日本社会がかかえている非常に深刻な問題についてのご質問です」と切り返しました。
そして、「残業時間の法的規制がどうしても必要です。労働時間規制は、私たちが『ルールある経済社会』をつくる場合の大きな柱です」と結びました。
外国で暮らし日本に来た方が一番奇異に思うのは、「日本人の働き方」のようです。
「必死でがんばる」のをやめて、「誰もノーといえないこの日本の恐ろしい状況」を変えていきましょう。
そして、「人生の質」を高める生き方が日本でも出来る社会を一緒に作っていきましょう。
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