芥川賞作家・中村文則さんの最新作「教団X」を読み始めています。
560ページを超える長編小説ですが、最後まで読み通したいと思います。
6日付のしんぶん赤旗日刊紙に中村文則さんのインタビューが掲載されました。
中村さんは、インタビューの中で、「僕は今の日本の流れに危機感を持っています。秘密保護法制定、集団的自衛権行使容認の強行など、全体主義の方向に傾きつつあるのではないか。」と語っています。
「教団X」について中村さんは「『教団X』は、謎のカルト教団に対抗する自称アマチュア思索家・松尾の語りの中で、僕の理想を掲げました。『我々は、平和平和と連呼する、戦争を望む国々から煙たがられる存在になるべきです』『〈紛争〉で大国の企業達が利益を得るような状態を防ぐ行為をし続けたい』『暗躍する軍需産業を野放しにするわけにはいかない』」と語っています。
そして、中村さんは、「ナチスに反対したドイツのマルティン・ニーメラー牧師の言葉がありますね。『ナチスが最初共産主義者を攻撃した時、私は声あげなかった。私は共産主義者ではなかったから。社会主義者が牢獄に入れられた時、私は声をあげなかった。私は社会主義者ではなかったから」-そして最後に自分たちが攻撃された時には全てが遅すぎた、と。今ならまだ遅くない。」
自民党内で、言論弾圧事件が後をたちませんが、これが戦争の始まりだったとしてはなりません。
今ならまだ遅くない。憲法違反の戦争法案は廃案に追い込みましょう。
中村さんの言葉に励まされます。
「教団X]で、中村さんが引用された部分にまだ到達していませんが、中村さんの作品とじっくり向き合いたいと思います。
中村ファンの皆さん。お勧めの作品をお教え下さい。
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