「ほんまこと」以来、畠中恵さんの作品に惚れ、ついに「しゃばけ」も読み始めました。
同時に、手越祐也さんが一太郎役で主演したドラマ「しゃばけ」もDVDを借りて観ています。
この小説には、様々な妖怪が出てきます。
評論家の小谷真理さんは、文庫版シリーズ第一弾の解説で「江戸を幻想的に描き出していく、という手法は、とても新鮮に見えました。時代小説は、江戸の人情噺など、風流でなかなか趣がある『粋』なものが多くて魅力的なものですが、本書を読んでいると、その世界がさらに若々しくてかなり活気を帯びている、とでもいうのでしょうか、日本の古典世界を、非常に現代的な感性で描いている点が光っています。」と書いています。私もこの作品を読みながら同じ気持ちを持ちました。
書評家の藤田香織さんは、文庫版シリーズ第二弾の解説で「『しゃばけ』が繊細にして大胆で、オリジナリティ溢れる鮮やかな物語であったことは、既読の皆さんにも同意していただけると思いますが、その世界は、本書『ぬしさまへ』から『ねこのばば』『おまけのこ』と次第に奥行と広がりを増しています。」と書いています。
現時点で、「しゃばけ」シリーズは、13作品が刊行されています。
この夏は、「しゃばけ」シリーズ、「まんまこと」シリーズと畠中ワールドに浸る夏になりそうです。
畠中ファンの皆さん、どの作品が好きですか、お教え下さい。
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