議員日誌

医療生協健文会第28回通常総代会で発言

 昨日、医療生活協同組合健文会第28回通常総代会が行われました。

 私は総代として参加し、うべ憲法共同センターの活動について報告しました。

 発言の要旨は以下の通りです。

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 この春まで県議会議員を務めていました藤本一規です。今日は、うべ憲法共同センターが行う憲法学者・小林節講演会について発言します。

 憲法を守り、生かされる日本をめざして、山口民医連を始め、市内の労働組合や民主団体などが参加し「うべ憲法共同センター」が昨日発足しました。設立総会では、代表に、宇部協立病院の坂田医師を、事務局長に私を選びました。総会後、パレードも行いました。

さて、安倍政権は、国会を延長してまで戦争法案を成立させようとしています。しかし、6月4日に行われた衆議院憲法審査会で与党の参考人も含めて3学者が戦争法案は「憲法違反」だと断じました。憲法違反の法案を政府が提案するなど、立憲主義の立場から許されません。

 民主党推薦の参考人として発言したのが小林節さんです。小林さんは、「9条をそのままに、仲間を助けるために海外に戦争に行くというのは、憲法9条、とりわけ2項違反だ。」2項では交戦権を否定しています。

 小林さんは、全国革新懇ニュースで、集団的自衛権行使を合憲とする行為は、「権力者を縛る憲法を国民から奪い、権力者が国民を縛る憲法にかえる」ものでり、―一言でいうなら、『憲法ドロボー』。と述べています。

 今日付のしんぶん赤旗日曜版のインタビューで小林さんは、自民党が行う後方支援は、武力行使と一体ではないとする議論について、「銀行強盗を車で送迎しておいて、『私は銀行強盗していません』と言うようなもので、絶対に通用しません。共犯、正犯です。」

 小林さんは、全国革新懇ニュースで、「私は、30年余、自民党のエリート連中と戦争と平和について議論してきた。1億人の国民を救うために3千人の兵隊が戦死しても、そんなものは誤差の範囲と兵器で話し合っていたものです。しかし、恥ずかしながら娘が生まれ、命の大切さを実感しました。」と語っています。

 しんぶん赤旗には、「私は、学園紛争以来、50年ぶりに街頭行動で学生たちを激励しました。だって戦争しないはずの国が戦争する国になるのですよ。この国の存続と、人の命に関わる大問題です。」と語っています。

 6月4日の憲法審査会の参考人質疑から戦争法案をめぐる国民世論の潮目が変わりました。潮目を変えた一人、小林さんの話をお聞き下さい。

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 第28回総代会は、「『戦争する国づくり』を許さず、『いのち輝く社会』の理念実現に向けて、医療福祉生協の存在価値を広げましょう。」とするアピールを採択しました。

 アピールは「自衛隊の海外派兵は、憲法が許しません。日本国憲法の恒久平和主義を破壊する法案は、廃案にすべき」としています。

 アピールは「いのちと平和を脅かす、『戦争法案』反対の世論を高めましょう。人権の尊重と社会保障の充実をめざして行動しましょう。」と結んでいます。

 議員時代は参加できていませんでしたが、初めて総代会に参加しました。

 組合員の皆さんの熱気あふれる総代会でした。

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