昨日、夕方、長男・次男と一緒に映画「20世紀少年第2章」を観ました。
主人公の「ケンジ」は、「ともだち」が国民を強烈な細菌兵器で殺している動きを止めようとします。しかし、「ともだち」は、テロリストのケンジ一派から国民を守った英雄として君臨します。「ともだち」が支配する「友民党」が政治を支配し、教育を支配し、子どもたちは、「ケンジ」がいかに極悪なテロリストであるか学びます。
「ともだち」は撃たれますが、万博の開会式の日に生き帰ります。「ともだち」は神として崇められます。
しかし、これも仕組まれた演出だったのです。国民はいったいどうなってしまうのか。物語は3章に続きます。
「ともだち」の真実に迫ろうとするのが、第二章の主人公―ケンジの姪の「カンナ」です。カンナのかっこよさが光る第2章でした。
為政者が真実を隠して国民を支配しようとする狙いが、今日の政治に対する強烈なブラックユーモアとして私の胸に響きました。
また、「ともだち」の支配の構造が、戦前の時代にようです。歴史が繰り返されようとしていることへの警鐘乱打として、私は多くの方に観ていただきたい作品です。
為政者に国民は簡単に騙されてはならなのです。「ケンジ」や「カンナ」のように。
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