西村健著「地の底のヤマ」を読んでいます。
西村さんは、この作品で、日本冒険小説協会大賞、吉川英治文学新人賞を受賞しました。
前からタイトルを含めて気になっていた本でしたが、文庫化を機会に購入しました。
文庫の上だけで700ページを超える大作です。
しかし、地に足を付けてじっくり読める作品です。
数年前に読んだ増田俊也著「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」を読んでいる時のワクワクする気持ちを思い起こしました。
年末年始、この作品をじっくり読んでいこうと思います。
部隊は、三池炭鉱があった福岡県大牟田市。
西村さんは、少年時代を大牟田で過ごした経験があるそうです。
方言も自然で読みやすいです。
宇部市も炭鉱の町だったので、ヤマの男の描写は、宇部市の当時の隆盛に通じるものを感じて親しみが持てます。
西村健作品は、これが初めてですが、じっくり読み進めていきたいと思います。
No comments yet.
コメント公開は承認制になっています。公開までに時間がかかることがあります。
内容によっては公開されないこともあります。
メールアドレスなどの個人情報は、お問い合せへの返信や、臨時のお知らせ・ご案内などにのみ使用いたします。また、ご意見・ご相談の内容は、HPや宣伝物において匿名でご紹介することがあります。あらかじめご了承ください。