アルゼンチンアリが宇部で発見
藤本県議・大野市議が現地視察
宇部市は、アルゼンチンアリが市内で発見されたと発表しました。これを受け、藤本県議と大野市議は、十三日、現地を視察しました。
アルゼンチンアリは、南米原産のアリで、約百年の間に世界中に広がった外来生物の一つです。日本では、九三年に広島県廿日市市で発見され、県内では、岩国市、柳井市で発見されています。侵入地では、生態系への影響が心配されるなどの被害が深刻化しています。このため、外来生物法の「特定外来生物」に指定され、防除方法が検討されています。
現在、広島県、山口県、廿日市市、岩国市で「アルゼンチンアリ対策広域行政協議会」が設置され、アルゼンチンアリの防除試験に取り組んでいます。この協議会にオブザーバーとして柳井市が参加していますが、宇部市もオブザーバーでの参加を今後検討するとしています。
藤本県議は、必要な対策が宇部市で取られるよう関係機関への働きかけを強めていきたいと語っています。
宇部市藤山でアルゼンチンアリを発見
79回宇部地域メーデーに300人
宇部地域労働組合総連合(早稲田勝議長)は、一日、第七十九回宇部地域メーデーを琴芝街区公園で行い約三百人の市民が参加しました。
早稲田議長は、「非正規雇用で年収二百万円以下の労働者が増えている。特に女性労働者が厳しい。人を物扱いしない社会を実現しよう」と訴えました。来賓で参加した藤本県議は、「労働者派遣法を改正し労働者保護法が制定されるように全力を尽くそう」と訴えました。
2月県議会報告シリーズ⑤
妊婦検診・福祉灯油について
藤本県議は、母子ともに健康で安全な出産のために必要とされる妊婦検診について厚生省が「十四回程度は公費負担で実施されるのが望ましい」と通知しているのに、県内では、二・七回にとどまっていることを指摘。全国ではすでに十一県が独自助成を行なっていることを紹介し、「子育て支援を重点課題というなら、独自助成に踏み出すべきだ」と迫りました。
今村健康福祉部長は、「県は受診しやすい環境整備に努めており、助成は考えていない。財政措置の拡充は国に要望する」とのべるにとどまりました。
藤本県議は、自治体が灯油購入費を助成する「福祉灯油」を実施した場合、国が費用を援助する制度が創設されたことを受けて、山口県での実施を求めました。
今村健康福祉部長は、「『福祉灯油』の実施意向を示した市町はなかったので、導入しなかった。」と答えました。
一気
日本共産党宇部市サンきわ後援会の役員会に「みんなの県政をつくる会」の知事予定候補・福江としきさんが参加し懇談しました▼安心して入居できる高齢者施設を県立で設置してほしいという要望が出されました。二井県政の下で県立高齢者施設は、民間に譲渡されました。福祉分野での「官から民へ」が大きくすすめられました。この流れの先に、「住みよさ日本一の山口県」が来るとは思えません▼県内の食料自給率を上げるための対策を求める要望も出されました。山口県の平成十八年度の食料自給率の概算値はカロリーベースで、三十一です。全国平均の三十九を下まわっています。中国地方で見ても、山口県は広島県に次いで低い自給率です。この分野で、抜本的な対策の強化が必要です。この点でも今までの延長線ではない改革が求められます。
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