5月20日発行の現代川柳創刊号が、我が家に送られてきました。私の駄作もいくつか掲載していただきました。編集発行人は、曽我六郎さんです。新子さんの後半の30年を共に生きた方です。
彼の「新子と共に30年」の第一回は、読ませる内容です。曽我さんは、「たいまつ社」の経営者だったのです。我が家に、たいまつ社の本が、3冊あります。「鶴彬全集」「振興川柳選集」「田中五呂八と鶴彬 雪と炎のうた」です。先日、萩市が作成した「井上剣花坊」の冊子が、坂本幸四郎さんの「井上剣花坊と鶴彬」という本の盗作ではないかということが話題になりましたが、「雪と炎のうた」は坂本幸四郎さんの著作です。
これらの本は、後援会の役員のお父さんの蔵書を私がいただいたものです。これらの本は、今度は、私の蔵書の貴重な一つとして大切にしていきたいと思います。
たいまつ社は、「反戦・反権力・平和・民主主義・人権・農民農村の基盤づくりと食料自給率の向上、協同組合運動の強化・・・などの姿勢を共にする人たち」が集まったと曽我さんの文章にあります。
そして、曽我さんの文章は、「鶴彬の反戦句を知って血が騒いだ。短編文芸のなかで最も安んじられ軽んじられてきた川柳を知って血を騒がせた。そうしたおちょこちょいの私の血をさらに騒がせてくれたのが、時実新子という女性川柳家の句集「新子」との出会いでした。」で括られています。
私は、30代前半の時、時実新子さんの川柳入門書で、川柳に出会い、その後、鶴彬を知りました。そして、時実さんが主宰する「川柳大学」に約10年お世話になりました。そして新子さん没後、曽我さんが中心になって創刊された「現代川柳」とともに歩んでいます。ですから、曽我さんの文章には共感できるところばかりです。
次号での曽我さんの新子さんとの出会いの文章を首を長くして待ちながら、当面は、6月10日締め切りの「現代川柳」への投句作品を考えることにします。
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