県知事が県選出国会議員の入閣祝賀会の主催者になる
中国地方で主催者の県はない
山口県の特異性は明々白々
山口県議会二月定例会で、藤本県議は、六日に一般質問を行いました。今号から随時報告していきます。まず、藤本県議は、県選出国会議員の入閣祝賀行事への県の対応について質問しました。藤本県議は、「安倍晋三前内閣総理大臣を囲む会」(十二月七日)と「高村正彦外務大臣就任祝賀会(一月十九日)の主催者として二井関成知事が自民党山口県支部連合会と連名で主催したことについて「他の中国四県に問い合わせると、県や知事が主催になることはない、職員を派遣することもないと回答した。山口県の特異性は明々白々だ」と質しました。
岡田総合政策部長は、「県が確認した結果、主催者として関与している県はなく、県職員の関与もなかった」と答弁しました。今後の対応については、「共同開催した経過を踏まえ、その都度、他の団体や関係政党と協議したい」と答えました。
一般質問を行なう藤本県議
療養病床削減問題で質疑行う
県議会厚生委員会十日から行われ、藤本県議は健康福祉部の審議で、療養病床の削減問題で質疑しました。
藤本県議は、県が作成した「医療費適正化計画」と「地域ケア体制整備構想」が、骨子案から案になるにあたって、療養病床再編に関わるパブリックコメントが、合計千四百八十件出されたにも関わらず、県内の療養病床を削減する数や残す数を全く変えなかった問題を取り上げました。藤本県議の質疑で、県が、昨年と今年にパブリックコメントを行った計画等の中で、出された意見数の一位と二位が、この二つの計画等であったことが明らかになりました。
また、県が、四一五三床しか療養病床を残さないとした根拠は、ほとんど国が示したマニュアル通りであったことが明らかになりました。この数字が成案になると、山口県の療養病床削減率は、全国でトップクラスになる見込みです。
重税反対集会行われる
重税反対全国統一行動宇部地区集会が、十二日、宇部市文化会館で開かれました。集会実行委員長の井土宇部民商会長が、「中小業者の怒りを示し、消費税増税の動きをはね返していこう」とあいさつをしました。その後、藤本県議ら共闘団体代表のあいさつが行われ、参加者は、宇部税務署までデモ行進を行いました。
デモ行進を行う集会参加者
一気
三月上旬に行われた日本世論調査会の調査結果は、注目に値します。景気について「良くなっている」「どちらかと言えば良くなっている」と答えた人が、一年前の調査では、四九%もいたのに、今回は、わずか二〇%でした。この一年で、三〇ポイントも景気が良くなったと答えた人が減り、景気が「悪くなっている」「どちらかというと悪くなっている」と答えた人が、七七.七%となっています。そして、消費税の引き上げについて「反対」が七〇%に上っていることも明らかになりました▼額賀大臣は、最大で消費税を十%に引き上げることも示唆しています。こんな政権に暮らしがたくせないことは明らかです▼産経新聞の調査で福田内閣支持率がついに三〇%を割りました。いよいよ解散含みの状況です。今こそ日本共産党の出番となりました。
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