宇部地域労連主催の第84回宇部地域メーデーが本日、琴芝街区公園で行われました。
メーデーで発言をするローカルユニオンうべの皆さん
私は、日本共産党を代表してあいさつを行いました。
私が行ったあいさつの要旨は、以下の通りです。
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第84回メーデーにご参加の皆さんご苦労様です。
日本共産党を代表して連帯の挨拶をさせていただきます。先の参議院選挙では、大変お世話になりました。夏の参議院選挙の本戦に向けて、安倍政権の暴走を食い止めていくために力を尽くす決意です。引き続き、皆さんのご支援を日本共産党に賜りますよう最初にお訴えいたします。
日本共産党は、先月の24日、「『アベノミクス』の危険な暴走を許さず、消費税増税を中止し、国民の仕事と所得を増やす、本格的な景気回復を」と題する声明を発表しました。その中で、「アベノミクス」の「5本の毒矢」の存在を明らかにしました。
一つ目は、「大胆な金融緩和」です。これによって「投機とバブル」が進んでいます。行き着く先は、リーマンショック後のような日本。大リストラと賃下げが襲いかかり、失業と倒産の嵐が吹き荒れる日本です。
二つ目は、「機動的な財政政策」です。行われているのは、10年間で200兆円の公共事業と2000億円の大企業への新たな減税です。行き着く先は、景気回復にはつながらず、莫大な借金が膨れ上がる日本です。
三つ目は、「成長戦略」です。この間、労働法制の「規制緩和」が、政府の「規制改革会議」や「産業力競争力会議」で大いに議論されています。具体的には、派遣労働の拡大とともに、正社員の解雇規制の緩和や、労働時間管理の柔軟化、「限定正社員」制度の導入などです。
「多様な正社員」の名目で、地域や職種、労働時間を限定した「正社員」をつくり、「限定正社員」が所属している事業所や業務がなくなれば整理解雇できるというもので、「名ばかり正社員」そのものです。また、「限定なし」の正社員は、労働時間規制をはずし、「残業代ゼロ」のホワイトカラー・エグゼンプションを導入しようとしています。
第四は、消費税の増税、第五は、社会保障の大改悪です。アベノミクスの5つの毒矢の暴走を食い止める意義が今年のメーデーにはあります。
私は、先日、スピルバーグ監督の映画「リンカーン」を観ました。リンカーンの言葉に、「人民の、人民による、人民のための政治」があります。
今年のメーデーを「労働者のための政治」をつくる契機にいたしましょう。このことを訴えて私のあいさつを終わります。第84回メーデー万歳。
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働く仲間の皆さん、様々なご意見をお聞かせ下さい。
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