議員日誌

中学生からのメッセージ

 本日、第10回西宇部校区人権教育推進大会が開かれました。私は、今年度から小学校PTA選出枠で校区人権推進委員を務めています。その関係で、この大会に初めて参加すると同時に駐車場係りとして準備も担当しました。

 本大会のメインは、「中学生からのメッセージ」です。厚南中の1年生2名、2年生3名、3年生3名、計8名が人権をテーマに各10分程度のスピーチを行いました。私は、どのスピーチからも感銘を受けました。どんな著名な講師の話しよりも、まさに、「中学生からのメッセージ」に打たれました。

 ある中学生は、「人間が人間を認めていない」状況が、戦争やいじめを引き起こすとして、「人権」の本質をズバリ言い当てるスピーチを行いました。

 高齢者・障害者・子どもを取り巻く人権問題の深刻さを真正面から論じるすばらしいスピーチが続きました。子どもたちは、人権が侵害される状況を肌身で感じているのです。一方で、このように中学生にメッセージさせてしまう環境を作ってしまった大人の責任を今一度考え直さなければならないと感じました。

 「しかたがない。が一番いけない。」とある中学生が訴えました。これも澄んだ瞳ゆえの発言です。

 「人間が人間を認めない」状況を「しかたない」と放置しないで、出来ることから改めていく努力が、一人ひとりの大人に求められています。

 それにしても、「中学生からのメッセージ」から今晩の岩国での選択の結果を気にしないではいられない私が居ました。

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