議員日誌

山口県育成牧場廃止で陳情受ける

 本日、山口県農林総合技術センター預託牛研究会から「県育成牧場の存続を要望する」嘆願書を関係者から受け取りました。

 今日、お話をお聞きした酪農家の牧場のホルスタイン

 県育成牧場は、生後3ヶ月までの哺育から20ヶ月までの育成業務を行っています。

 県は、今年2月27日の平成24年度山口県農林総合研究センター預託牛研究会臨時幹事会の場で、平成26年度末で、育成業務を閉鎖し、哺育業務は、畜産試験場で行うことを説明しました。

 つまり、県育成牧場を廃止する内容です。

 山口県農林総合技術センター預託牛研究会は、3月14日、「畜産に携わる我々にとって経営継続が大いに危惧される事態であり、今のままでは後継牛の確保が困難となり、生産基盤の弱体化を加速化させかねない問題」として、「今回の育成業務の見直し」に反対し「育成牧場の存続」を要請する要望書を北野農林水産部長に提出しました。

 同日、山口県酪農農業協同組合と防府酪農農業協同組合は、北野部長に対して「乳用牛の後継牛確保対策等」に対する要望書を提出しました。

 山口県は、新年度「乳用後継牛の確保対策」として、民間事業者が実施する乳用牛預託事業を利用する場合の経費の一部を補助する事業を創設しました。

 この事業は主に全酪連の預託事業が想定されていますが、預託先の多くは北海道です。

 酪農家の中では、預託そのものへの費用の増加やヨーネ病のり患などを心配する声が出されています。

 私は、今日、関係者からの陳情を受けて、県が廃止の結論を持って今年に入って関係者と本格的な協議に入ったことは余りに拙速な対応だと思います。

 育成牧場廃止方針を撤回し、新年度から関係者との協議を最初からやり直すことが重要だと思います。

 党県議団は、本日の会議で、育成牧場の視察や、関係者からの意見聴取を行っていくことを確認しました。

 育成牧場廃止方針に対する関係者の皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

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