議会だより

厚東川通信No222(2008年2月1日号)

日本共産党山口県委員会が57項目で政府交渉行う

埋立て審査で縦覧は可能

仁比参院議員・中林元衆院議員らが参加

 

 日本共産党山口県委員会は、一月二十三日、二十四日、五十七項目にわたる政府交渉を行いました。
 交渉には、仁比聡平参議院議員、中林よし子元衆議院議員、吉田さだよし党国会議員団県事務所長、水野・藤本・久米の三県議らが参加しました。
 防衛省では、米軍再編にともない同省が米軍岩国基地「滑走路移設」埋立て事業の一部変更を山口県に申請している問題で交渉しました。交渉団は、五十九機もの艦載機の移転を許せば、爆音被害が増大し、市民生活の安全もおびやかされることを指摘しました。
 また、山口県が埋立ての一部変更申請の審査にあたり住民への縦覧などを行わないで判断しようとしている問題について、国土交通省は「どのような手続きを行うかは県の判断」とのべ、県が住民への縦覧などを行うことは問題ないとの見解を示しました。

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     防衛省を追及する仁比参院議員ら

沖合移設埋立て変更申請手続きで住民への縦覧行え

 一月二十八日、日本共産党県委員会と日本共産党県議団は、岩国基地「滑走路沖合移設」埋立て事業の変更申請手続きに関する要望書を二井知事に提出しました。
 要望書で、住民への縦覧などの実施を求めました。土木建築部の担当者は、「防衛省の申請は、用途の変更ではないので、住民への縦覧などは想定していない」などと答えました。
 藤本県議らは日本共産党山口県委員会の政府交渉の中で、国土交通省の担当者が、「住民への縦覧などは知事の判断で可能」との見解を示したことを指摘しました。県担当者は、「知事の判断で、住民への縦覧等行うことが可能だとする国土交通省の見解を確認したい」と述べました。

12月議会報告シリーズ③

産業技術センター独法化

 藤本県議は、産業技術センターの独立行政法人化には職員の労働組合員の九割以上が反対し、利用者も零細企業ほど現状組織の存続・充実を望んでいると指摘しました。そして、「いまのままで、独立行政法人化を急げば、単なる行政の減量化・効率化追求に終わる」と独立行政法人化の断念を求めました。
 和田商工労働部長は、「独立行政法人化の検討は県内中小企業にたいするサービス向上のため」などと答えました。
 藤本県議は、「現場の納得は不十分であり、現場の納得なく独立行政法人化を強行すべきではない」と迫りました。これに和田商工労働部長は、「運営協議会をはじめ関係者の意見を十分聞きながら結論を出したい」と答えました。

一気

 大学のサークルの同期会に行ってきました。今回で八回目。次回の幹事は、四国出身で、東京在住の仲間です。次回は、二年後に四国か東京の予定です▼帰りの電車の中で、鎌田實さんの「なげださない」を読みました。がんと闘ってきた朝日新聞記者の上野創さんの章で、上野さんの奥さんが語ったこの言葉は、心に残りました。「人はなぜ生きるのでしょう。きっと死ぬまで生きるために、生きるんだと思います」鎌田さんは、上野夫婦の章をこのような文章で結んでいます。「しっかり働き、大いに遊び、おいしく食べ、よく笑い一日一日を大切に積み重ねた」 私は、同期会の余韻を感じながら、「なげださない」を頷きながら読みました▼一泊の小旅行でしたが、旅は、人生を見つめ直すいい機会です。次回の同期会を楽しみに、しっかり働き、よく笑う一日一日を積み重ねていきます。

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