県は、12月県議会厚生委員会で、地域ケア体制整備構想の骨子案を明らかにしました。構想の骨子案は、県内に、1万50床ある療養病床を2012年度までに、57%削減し、四千百五十三床にするとしました。そして、五千二百十七床を介護保険施設等に転換するとしました。
県は、この構想のパブリックコメント(県民意見の募集)を今日から、来月4日まで行います。詳しくは、県のホームページを参照いただきたいのですが、概略を紹介しておきます。
資料の閲覧は、県庁情報公開センターや県庁長寿社会課、宇部市だったら県の総合庁舎の県民相談室で可能です。 ホームページからダウンロードし全文を見ることができます。
意見の提出先は、〒753-8501 山口市滝町1-1山口県健康福祉部長寿社会課介護保険班
電話083-922-2774です。提出方法は、郵送、FAX 083-922-3022、電子メール chiikicare@pref.yamaguchi.lg.jp
提出様式は、任意ですが、住所、氏名、電話番号は必ず記載してください。
12月28日の山口新聞に、全国の療養病床の削減計画の状況が掲載されていました。削減案を示した21都道府県の削減率の平均は、34%。山形や神奈川は、一桁にすぎないと報道されています。
逆に、国の目標に近い50%以上の削減率を示した県は、高知、香川、山口などわずかだったとあります。
この点でも、山口県がいかに国いいなりの計画を示したかがよく分かります。
私は、県議会厚生委員会で、「国の指標をただ山口県にあてはめただけの計画ではいけない。山口県の療養病床におられる患者さんの実情に立脚した計画でなければならない。」と主張しました。
県は、パブリックコメントでの県民の意見によく耳を傾けて、抜本的に療養病床の削減率を下方修正すべきです。
そのためにも、多くの県民の皆さんが、パブリックコメントで発言しましょう。
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