宇部市の常盤湖で国体に向けてボート競技の練習をすることについて、決着がついていません。昨年6月に、宇部市に、県ボート協会から常盤湖を山口国体に向けた高校生のボート競技の練習場として、使用させてほしいという依頼がありました。市は、常盤湖が、鳥獣特別保護区として指定されている地区であるので、市内の環境保護4団体と協議したいという申し入れがされました。環境4団体では、協議の結果、反対の意見書を提出されましたが、県ボート協会は、あくまでも常盤湖で、ボートの練習がしたいとの意向で平行線のままとなっています。
私は、この問題で、先日、宇部自然保護協会の役員の方と懇談しました。私は、常盤湖の自然環境を保全する問題の重要性と同時に、県ボート協会の説明不足を感じました。国体のボート競技会場は、豊田湖です。宇部市には、小野湖に、ボート競技施設があります。県ボート協会では、常盤湖の方が通うのに便利だとおしゃられているようですが、生徒だけで練習するわけではないと思います。安全上の問題も含めて教員が随行するはずです。ならば、常盤湖の方が通うのに便利ということになるのか。そもそも通うのに便利という議論は、宇部市内の高校生を対象にしたものだと思います。ならば、宇部市内の高校生で、ボート競技の強化対象となっている生徒は何人いるのでしょうか。市外から来る生徒は、常盤湖が交通上便利で、小野湖が遠いということになるのか疑問です。
地元の環境保護団体の方々が明確に反対しているにも関わらず、常盤湖で高校生のボート練習に固執する県ボート協会の想いが私にはよく理解できません。当面、この問題に関して、私は、来週、県当局と懇談する予定にしています。
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