本ブログで、紹介してきたように、高田郁さんの本を今、読み続けています。
まず、「みおつくし料理帖シリーズ」今、6巻に突入しました。
本シリーズ関連本として、「みをつくし献立帖」。これは、みおつくし料理帖で紹介された料理の作り方が紹介されたものです。
この料理帖で料理をつくる日はいつになるのでしょうか。
また、野江と澪の子ども時代のエピソード「貝寄風」も掲載されています。
そして、「出世花」。「三昧聖(死者を弔い湯灌などを行う人」として成長する「縁」の姿を描いた物語です。
江戸時代に湯灌や火葬がどのようになされていたのかが分かります。
「銀二貫」は、寒天づくりに邁進する「松吉」の人生を描いた大作です。
江戸時代に寒天がどのような苦労を経て製作されていたのかが良く分かります。
そして、時代小説親子情話「きずな」に掲載された「漆喰くい」です。
病弱な母に「豆腐」を食べさせたい娘の心情を描いた短編です。
以上、この間、読んできた高田郁さんの作品を紹介してきましたが、つまり彼女の既刊本で、読んでいないのは、「みをつくし料理帖」六巻の残りと七巻を残すのみとなりました。
第7巻の特別付録「みをつくし瓦版」の作者からのひと言にこうあります。
みをつくし料理帖について「これまで年に二冊のペースで刊行して参りましたが、次巻まで一回分、お休み頂きたく存じます。」
みをつくし料理帖の第八巻は、今年の年末か来年初頭の刊行になりそうです。
「銀二貫」の解説で、毎日放送アナウンサーの水野晶子さんが「彼女の日頃の取材活動や情報収集にあてる時間の長さに対して、私の読書時間はあっという間でしかない。」と書いています。
高田さんの作品は、水野さんが言うように「一気に読んでしまう」のです。そして、あっという間に彼女が書いた作品をほぼ読みつくしてしまいそうです。
残りの作品を読んで、高田さんの次回作を首を長く待つことにします。
きっと高田さんは、この間、図書館に通い、資料を調べ、料理を試作し、読者に対してとびっきりの作品を準備しておられることでしょう。
そうでした、7月には、高田さんの初エッセーが刊行されることを今思い出しました。
これを想うだけで心がわくわくするのは私だけでしょうか。
全国の高田郁ファンの皆さん。新参者ですが、私を仲間に加えていただけるでしょうか。
高田作品の感想をお聞かせ下さい。
この作品もシリーズ化の構想があるということなので、今から楽しみです。
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