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米軍岩国基地でのFCLPに抗議する県議会意見書が可決される

 今朝のしんぶん赤旗日刊紙は、山口県議会で、FCLP抗議の意見書が可決したことを次のように報じました。
 「米軍岩国基地(山口県岩国市)で激しい騒音を伴う空母艦載機の陸上着陸訓練(FCLP)が強行されたことに対し、山口県議会は6日、『到底容認できない』と抗議する意見書を賛成多数で可決しました。日本共産党は賛成しました。FCLPは滑走路を空母の甲板に見立てて離着陸を繰り返す訓練で、米軍は硫黄島(東京)の火山活動を理由に予備施設の一つである岩国基地で2000年に続いて強行。9月17日から25日まで夜間や祝日も含めて実施され、岩国市には1064件の騒音苦情が寄せられました。意見書は『日常的に航空機騒音に悩まされている基地周住民に、なお一層の負担を強いることになり、到底容認することはできない』と抗議し、岩国基地でFCLPなど激しい騒音被害をもたらす訓練を二度と実施しないよう米側に求めることと、そのためのあらゆる手段を講じるよう国に要請しています。意見書を提案した自民党会派の笠本俊也県議は『(FCLPを)市街地に隣接する岩国基地で実施することは、硫黄島の噴火に伴う一時的な措置であったとしても到底容認できるものではない。安全保障上、致し方ないでは済まされない』と訴えました。岩国基地でのFCLPをめぐっては、二度と実施しないよう求める意見書が岩国市、和木町、周防大島町の各議会で可決されています。」
 昨日、採択された議案の中には、山口県立大学付属周防大島高校を山口県立大学の定款に書き込むことなどを定める条例改正などが提案されましたが、日本共産党県議団は、高校が設置された経緯や未だ職員の身分など詳細が決まっていないことなどから反対し、開校の延期などを求めました。
 今議会に提出された請願は3件です。
 まず、「日本政府に核兵器禁止条約の調印・批准を求めることについて」の請願が、山口県原爆被害者協議会(林三代子会長)外1団体から提出されました。委員会審議結果は不採択となりました。最終本会議で、不採択に、共産、県政、社会市民連合、草の根が反対しましたが、自民・公明会派などの賛成多数による不採択となりました。
 次に、「使用済み核燃料『中間貯蔵施設』の上関町への建設に反対することを求めることについて」の請願が、上関原発を建てさせない山口県民連絡会(木村力共同代表、内山新吾共同代表)から提出されました。委員会審議結果は不採択となりました。最終本会議で、不採択に、共産、社会市民連合、新政、草の根が反対しました、自民・公明会派などの賛成多数で不採択となりました。
 最後に、「山口宇部空港の特定利用空港に反対することについて」の請願が、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動うべ実行委員会(坂田勇司共同代表、佐々木明美共同代表)から提出されました。委員会審議の結果は不採択となりました。最終本会議で、不採択に、共産、社会市民連合、草の根が反対しましたが、自民・公明会派などの賛成多数で不採択となりました。
 10月13日(日)13:30から山口県教育会館第5研修室(1階)で、市民連合@やまぐち主催の「山口県をもっと良くしようと考える会」が行われます。私は、この中で、山口宇部空港が特定利用空港に指定された問題を報告することを依頼されました。
 多くの皆さんの参加をお待ちしています。
 9県議会が閉会しましたが、県政の課題は山積しています。県民の福祉向上のために、引き続き、皆さんの負託に応えてまいる決意です。
 皆さんの声を藤本にお寄せください。

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