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周防大島町議会と柳井市議会がFCLPを二度としないよう国に求める意見書案を可決させました

 米軍岩国基地でのFCLP訓練について、22日付、しんぶん赤旗日刊紙は、次のように報じました。
 「米軍岩国基地で、滑走路を空母の甲板に見立てて離発着を繰り返す陸上着艦訓練(FCLP)が25年ぶりに行われています。昼夜、激しい爆音が続くため、地元などが強く中止を求めるなか、国は容認し、強行されました。17日の訓練初日から3日間、基地周辺を取材し、市民の声を聞きました。17日午後1時半すぎ、空母艦載機の最新鋭のステルス戦闘機F35Cの3機が滑走路に車輪を一瞬付けるか、その直前に急上昇するFCLPを始めました。3機は上空を旋回しながら、ほぼ1分間隔で各9回、離着陸を繰り返した。滑走路のそばの堤防から見ていると、耳をつんざく爆音で、その音圧に内蔵を揺さぶられました。米軍の通告では訓練は午後1時半から4時半と午後6時45分から9時45分の1日2回。26日まで(土日祝日除く)行われます。初日から通告時間を超えて午後4時50分すぎまで続けられ、訓練中の3時間超、爆音はほぼ絶えませんでした。初日の夜、地元の『住民投票を力にする会』の呼びかけに応えた市民7人が堤防に集まり、監視しました。代表で日本共産党の松田一志市議は『こんな訓練を容認するわけにはいかない。市民とその思いを共有し、大いに声を広げていきたい』と訴えました。今回、米軍はFCLPを行ってきた硫黄島(東京)の火山活動を理由に、予備施設の一つである岩国基地を指定。岩国基地で実施されるのは2000年9月以来です。このときの爆音の懸念もあり、06年3月に行われた空母艦載機の受け入れの是非を問う岩国市民の住民投票では有効投票の9割が移駐に反対しました。18日午後、滑走路の北端から約2・8キロのJR岩国駅の近くに住む藤本博司さん(83)を訪ねました。岩国爆音第2次訴訟の原告団副団長の藤本さんは自宅の窓越しに響く爆音を数えながら、『日頃はああいう濃密な飛び方はしない』と指摘しました。『FCLPをしないという条件で岩国が艦載機部隊移駐を受け入れさせられたのに』と語り、国が米側に中止を求めないことに怒りました。夕方、同駅前で帰宅途中の高校生(17)は『基地があるところは他の国から攻撃されやすくなるし、(訓練で)事故が起きないか不安です』と話しました。18日の訓練も通告時間は無視され、日中で1時間近くも延長されました。夜、訓練を視察した福田良彦市長は記者団に『大きな騒音だと思う。激しい騒音をもたらすFCLPは実施しないことを改めて国に強く求めたい』と述べ、通告時間超えも批判しました。岩国市の集計によると、19日までの3日間のFCLPで計704回の飛行を確認。基地南側(尾津町)の騒音計測地点では、人がうるさいと感じる70デシベル以上の騒音を851回記録し、最高値は98・7デシベル(19日午後9時7分)でした。19日は午後9時50分までに行われました。市に寄せられる苦情は日を追って増え、計496件にのぼっています。19日夜、岩国平和委員会の監視行動に同行しました。爆音が響く尾津町の団地の高台から基地全体を見渡し、事務局長の吉岡光則さん(79)が話しました。『岩国基地が硫黄島の予備施設に指定されている限り、噴火や天候不良を理由にいつ岩国で実施されてもおかしくない。引き続き監視し、市民とともに抗議の声を上げていきたい』」
 昨日の中国新聞デジタルは「17~19日の過去3日間と同様、4日目のこの日も日中の訓練が予定の終了時間を超過した。」と報じました。昨日まで、日中の訓練の予定を全てオーバーしていることは重大です。
 また、19日の中国新聞デジタルは、「山口県周防大島町議会は19日、米軍岩国基地での空母艦載機によるFCLP実施を受け、FCLPなど激しい騒音被害をもたらす訓練を二度と実施しないよう米側に求めることを国に要請する意見書案を全会一致で可決した」と報じました。
 更に、昨日の中国新聞デジタルは、「山口県柳井市議会は22日、空母艦載機によるFCLPのような激しい騒音被害をもたらす訓練を米軍岩国基地で二度と実施しないよう米側に求めることを国に要請する意見書案を全会一致で可決した」と報じました。
 山口県議会でも、FCLPを二度としないよう米側に求めることを国に要請する意見書案が可決できるよう、所管の総務企画委員の一人として委員会に提案したいと思っています。皆さんの後押しをお願いいたします。
 FCLPがルールを破りながら、爆音を昼夜轟かせています。
 この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせください。

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