今朝のしんぶん赤旗日刊紙に、米軍岩国基地に、アメリカのミサイル発射装置が展開することについて次のように報じました。
「防衛省中国四国防衛局は28日、山口県岩国市に対し、米軍がミサイル発射装置『タイフォン』を米海兵隊岩国基地で展開すると伝えました。米軍機で輸送されます。展開は、中国との武力衝突などを想定した陸上自衛隊と米海兵隊による最大規模の実働訓練『レゾリュート・ドラゴン』(9月11~25日)の一環です。タイフォンの展開は国内で初めて。米陸軍第三多領域任務部隊(MDTF)が運用します。タイフォンは、敵基地攻撃が可能な長距離巡航ミサイル・トマホークや、対空迎撃ミサイル・SM6を運用する車両搭載型のミサイル発射装置です。指揮統制システムと発射機4台で構成され、1台につき4発、計16発を搭載します。同防衛局の深和岳人局長は、防衛省が保有を進めている『スタンド・オフ防衛能力』(敵基地攻撃能力)と相まって、タイフォンを展開させることで『米国の同種のミサイル機動展開力を向上させることになる』と述べました。また、タイフォンは今回の訓練終了後に撤収され、日本への恒常的な配備について『現時点では検討されていない』とする一方、『今回の展開訓練以外に現段階何ら決まっていない』として、岩国や国内の他の基地への再展開を否定しませんでした。中国は昨年、タイフォンのフィリピンへの配備を巡り、『核弾頭を搭載できる戦略的かつ攻撃的な兵器』だと非難しました。これに関して深和局長は、タイフォンは『核弾頭を搭載したミサイルを運用する能力を有しないと承知している」と説明しました。ただ、米国防総省は退役した『核トマホーク』の後継ミサイル開発に着手しており、今後の動向を注視する必要があります。」
自衛隊と米軍の合同訓練は、今年7月に終わったばかりであるのに、再び来月行われます。偶発的な接触が紛争に発展する可能性がある日米合同軍事訓練は行うべきではありません。
また、アメリカのミサイル発射装置が日本で初めて、岩国基地で展開されることは重大です。敵からみれば、まず、岩国が標的になる可能性が高まります。更に、中国が、この装置は、核弾頭を搭載できると指摘していることも重大です。岩国基地に核が持ち込まれる可能性が高まります。
あらゆる点で問題山積の米ミサイル発射装置の岩国基地での展開は行うべきではありません。
米ミサイル発射装置が岩国基地で初めて展開します。
日本共産党県委員会として、この問題に関し、中国四国防衛局との交渉を計画しています。
この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
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