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昨日、長生炭鉱の潜水調査で、遺骨と思われる骨が発見されました。

 本日のしんぶん赤旗日刊紙は、長生炭鉱で遺骨が発見されたと思われると次のように報じました。
 「戦時中に水没した山口県の長生炭鉱で25日、潜水調査が行われ、事故犠牲者の遺骨とみられる骨が見つかりました。発見したダイバーによると、坑道内に少なくとも4人分の骨とブーツがあり、そのうち3本の骨を持ち帰りました。長生炭鉱では、強制動員された朝鮮人労働者を含む183人が犠牲になった水没事故について、市民団体『長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会』と水中探検家の伊佐治佳孝さんによる潜水調査が進められています。昨年7月から6回目となるこの日の調査では、韓国『テック・コリア』所属のダイバーの金秀恩(キム・スウン)さんと金京洙(キム・ギョンス)さんが沖に突き出しているピーヤ(排気・排水筒)から水中の坑道に入り、呼吸用ガスのタンクを坑内に設置する作業を行っていました。ダイバーによると、今月8日に伊佐治さんが見つけた本坑道とみられる場所までたどり着いたところ、坑道の底にブーツを履いた状態の骨を発見。周囲を捜索したところ4人以上の骨を確認しました。持ち帰った骨は膝までの大腿骨(49センチ)、肩から肘までの上腕骨(29センチ)、肘から手首までの橈骨(23センチ)とみられ、いずれも宇部警察署に引き渡されました。今後、科学捜査研究所で人骨かどうかが鑑定されます。骨を手に持った同会の井上洋子共同代表は『長く待たせてごめんなさい』と涙ぐみ、『ダイバーの皆さんには感謝しかない』と述べました。けがのため潜水せずにダイバーへの指示や調整をした伊佐治さんは『1年かけて積み上げてきたものがここまで届いたことはうれしい。(遺骨収容という)目標を達成できたことは感慨深い。遺族の持つ悲しい思いを少しでも安らげることができたのでは』と話しました。26日は遺骨の捜索と測量などをする予定です。ー日本共産党の小池晃書記局長の話ー『長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会』のみなさんが、クラウドファンディングで資金を集め、遺骨の収容に全力をあげてこられました。そしてついに遺骨と思われる骨が発見されました。これまでの『刻む会』と関係者の必死の努力に心からの敬意を表します。私は2回現地を訪れ、国会では石破茂首相に『国として発掘調査を始めるべきだ』と求めましたが、首相は『埋没位置、深度等が明らかではない』として、遺骨発掘は『困難だ』と拒否しました。しかし、遺骨が発見された以上、この言い訳は通用しません。ただちに政府として全面的な発掘調査を開始し、83年間も冷たい海底に眠るご遺骨を、速やかにご遺族の元にお届けし、尊厳の回復を図るべきです。」
 私は、午前中まで、刻む会の運営委員の一人として、潜水調査のサポート活動を行っていました。午後は、党務のため、サポート活動に参加できず、遺骨と思われる骨が発見された瞬間に立ち会うことが叶いませんでしたが、記事にある井上共同代表の言葉の通り、ご遺族の対して「長く待たせてごめんなさい」という気持ちで一杯です。
 「長く待たせてごめんなさい」の気持ちを石破首相に共有していただきたいと思います。
 小池書記局長のコメントにある通り、遺骨の埋没位置、深度等が明らかになった今、政府は、全面的な遺骨発掘調査を開始すべきです。まずは、石破首相をはじめとする政府関係者が現地を訪ねるべきだと思います。
 県議会議員として、県に対し、知事の現地訪問と、遺骨収集の実施を国に求めることを要請したいと思います。また、ピーヤや坑口など遺構の保存についても県の役割の発揮を求めていきたいと思います。
 私は、今日と明日、刻む会の運営委員として、潜水調査のサポート活動に参加する予定です。
 長生炭鉱の遺骨調査に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

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