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山口県とベトナム・ビンズン省が友好交流に関する覚書締結10周年式典に参加しました。

  山口県議会ベトナム友好・調査訪問団のメンバーとして、12月16日から、19日まで、ベトナムを訪問しました。主な目的は、山口県とビンズン省が友好交流に関する覚書締結10周年を迎えた式典に参加し、両議会としても友好・交流を深めるためなどです。
 16日、昼にハノイに到着し、伊藤直樹在ベトナム日本国大使を表敬訪問しました。
 その後、チン・ベトナム首相を表敬訪問しました。
 夕方は、ハノイ山口県人会と山口県訪問団との懇談会に参加しました。
 懇談会の中で、知事からハノイ山口県人会に、やまぐち海外展開応援団委嘱状が交付されました。
 17日は、JNTOハノイ、JENTOハノイを訪問し、ベトナムの観光・経済分野での日本とベトナムの交流の状況を学びました。
 学んだ主な内容は、以下の通りです。
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 まず、JNTOハノイについてです。
 JNTOは、日本政府観光局の通称です。JNTOハノイ事務所は、ベトナムから日本へのインバウンドをどう進めていくのかについて、説明を受けました。
 まずは、ベトナムと日本間の国際線の運航状況についてです。
 定期便では、ハノイとの往復が週84便、ホーチミンとの往復が週72便、ダナンとの往復が週11便、合計週165便が運航しています。
 それに加え、今年5月からベトジェット航空が広島―ハノイ千の定期便を週3便で運行を開始しました。広島に到着した観光客は、現在、大阪方面へ移動しているとのことでした。
 私は、「広島から山口方面への移動はどのような状況か」尋ねたところ、松本所長は、「広島を下りて、東ではなく、西方向への展開は必要と考えている。山口そして福岡へ移動するルートの確立が必要だ」と答えました。今後、この点でのツアーの構築へ、旅行会社との協議に、県としても参画する必要性を感じました。
 次に、チャーター便についてです。現在、愛媛、福島、仙台、静岡、新潟、和歌山、北海道、沖縄、鹿児島、岩手、島根、香川などで運行されています。
 更に、神奈川や北海道が相互でフェスティバルを開催したり、中部地域や九州地域でセミナーが開催されるなどの動きがあります。
 県として、これらの動きを注視し、ベトナムとのチャーター便の運航や、動きのある島根や広島と共同し、中国地方全体でのセミナーやフェスティバルの開催などについて検討する必要性があると感じました。
 次に、JETROハノイについてです。
 JETROハノイ事務所は、日本とベトナムの貿易を振興するために活動しています。
 まず、対ベトナムへの外国からの直接投資の状況です。
 24年1月~9月の投資認可の件数は、中国は前年同期比46.5%増の一方、日本は、11.4%減となっています。小林所長は、この点について「トランプ政権発足で、中国への関税が引き上げられる可能性を推察して、ベトナムへの投資を急激に増やしたことがその理由だと説明しました。
 また、小林さんは、日本がマイナスであることについて、日本のベトナムへの投資の割合は減っているが、一方、直接投資認可額の割合は前年同期比61.9%増となっており、投資状況は順調に推移していると説明しました。
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 午後、ビンズン省に移動し、夕方は、ビンズン省の幹部との懇談会が行われました。
 18日の午前中は、東部国際大学で、覚書締結10周年記念植樹式が行われました。その後、べカマックスのフンIDCと面会しました。
 午後は、ロイビンズン省書記長を表敬訪問しました。


 ベトナム・ビンズン省のロイド書記長を表敬訪問した様子

 その後、ビンズン省人民議会を表敬訪問しました。67名の議員の内23人、3分の1が女性の議員でした。役職者の内、男性は一人との状況を学びました。
 その後、覚書締結10周年記念式典に参列しました。
 19日は、午前中に、トウ・ヤウ・モット大学、ビンズン医療短大を訪問しました。
 ハノイ市、ビンズン省で多くの方々と交流することができた貴重な経験でした。
 今後の議会活動に生かしていきたいと思います。

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