この11月、3週連続で、松本清張原作作品がドラマ化されて放映されています。
11月2日は、「張込み」。
若村麻由美さんが、妻さわ子役を演じました。
張込みをする柚木刑事役は、小泉孝太郎。
平凡な妻の日常に、魔が訪れます。
激しく動揺したさわ子に、再び日常が訪れます。
明日、9日は、「鉢植を買う女」です。
原作が入った短編集を求め読みました。
主人公の樽江は、平凡な会社員。目立たないまま、長く会社勤めを続けます。
そんな彼女にも魔が訪れます。
その後、彼女は、鉢を買い、家に飾るようになります。その鉢は不思議とよく育つのです。
樽江役をベテラン女優の余貴美子が演じます。期待できる配役です。
来週は、「聞かなかった場所」です。原作は、長編で、今読んでいる最中です。
主人公の恒夫役に金田明夫。妻の英子役に、名取裕子。
平凡な主婦の英子にも魔が訪れます。
英子は亡くなり、その原因を恒夫が追う。その恒夫も事件に巻き込まれます。
どの原作作品も何度も映像化されているものです。
原作は、昭和30年代前後で、描写されている時代は、ドラマとは違いますが、人間を描写する松本清張の冴えは古くなっていません。
今日的な「貧困」の中で、人間の魔は深まっているのかも知れません。
ドキリとする清張原作の社会派ミステリードラマに釘付けのこの頃です。
やっぱり松本清張は奥深いですね。清張ファンの皆さんご教示下さい。
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