議員日誌

おいでませ!山口国体総合閉会式に参加しました。

 おいでませ!山口国体総合閉会式に参加しました。

 山口県は、天皇杯(男女総合優勝)と皇后杯(女子総合優勝)を獲得しました。

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 天皇杯を参加者にかざす山口県選手団代表

 参加した選手の皆さんの奮闘に敬意を表します。

 男女総合優勝の順位は、①山口②東京③愛知④岐阜⑤大阪⑥神奈川⑦千葉⑧埼玉でした。

 女子総合優勝の順位は、①山口②東京③岐阜④大阪⑤愛知⑥千葉⑦北海道⑧神奈川でした。

 山口県は二冠を獲得しましたが、国体関連の施設整備や運営経費や競技力向上対策費などで300億円以上の巨費を投じたことを県民は忘れません。

 しっかり検証しなければなりません。

 簡素な国体にならない根本に、開催県が、天皇杯(男女総合優勝)を獲得することをめざすことがあるのだったら、国体改革として今後の検討課題となることは明らかだと思います。

 国体に関わる山口県選手団の参加資格問題を審議した第三者委員会の今年2月17日の答申書は、「毎年、国体開催都道府県が総合優勝し続けているという慣行の問題点と是正に関する提言」を行っています。そして「終わりに」こうあります。

 「この問題の背景には、国体が都道府県対抗形式で実施され、開催都道府県の総合優勝が当然視される中で、総合優勝に向けての開催地の地方自治体及び体協関係者に対する有形無形の強い圧力の存在があることは明らか」「本委員会は、今回のような問題の根本的な再発防止のために、このような規格に即して、自己点検と組織運営上の改善を今後進めていかれるよう、日体協に強く要望するものである」

 日本体育協会は、この答申を受けて、抜本的な国体改革を早急にすすめるべきだと思います。

 山口県と県体育協会も、参加資格問題が問われた問題を国体後改めて検証し、山口県において、「一過的で過剰な強化策による弊害を生まないため」に「総合的かつ長期的なスポーツ政策」を早急に立案する必要があります。

 二井知事は、8月県議会で、「スポーツ振興条例」の制定の意向を明らかにしています。私は、条例策定の過程の中で、十分に上記の課題を検証する必要性を痛感しています。

 来る12月県議会で私は、山口国体を県民の立場から検証し、県民一人一人にとって有効な「スポーツ振興条例」が策定されるよう十分議論して行きたいと思います。

 山口国体が終わりましたが、皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

 さあ、おいでませ!山口大会がはじまります。しっかり声援を送りたいと思います。

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 退場する他県の選手団を見送る山口県選手団

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