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JR西日本が美祢線・山陰線被災状況を報告 私は、JR美祢線災害復旧対策室を視察予定です。

 19日、JR西日本は、「大雨に伴う美祢線・山陰線の被災状況と今後の見通しについて」との文書を報道機関に公開しました。
 6月30日からの大雨で、美祢線(厚狭~長門市駅間)ならびに山陰線(長門市~小串駅間)では、鉄道施設に大規模な被災が確認されました。
 JR西日本は、現在の状況について次のように報告しました。
 まず、美祢線についてです。湯ノ峠駅~長門湯本駅間の約37㌔の区間で80か所の被災が確認されました。
 JR西日本は美祢線について「第6厚狭川橋りょう流失をはじめ、盛土(路盤)やバラスト流失の多くが二級河川厚狭川の水位上昇や氾濫によって生じたものと想定している。なお、厚狭川に架かる他の6橋りょうも橋桁に至る水位上昇を現地調査により確認した。」と報告しました。
 次に、山陰線についてです。長門市から小串駅間の約51区間で69か所の被災が確認されました。
 JR西日本は山陰線について「大雨による土砂災害であると想定している。なお、粟野川橋りょうの橋脚傾斜は引き続き専門技術者による調査分析を実施している。」と報告しました。
 今後の見通しについて、JR西日本は次のように報告しました。
 まず、美祢線についてです。
 「美祢線は、2010年7月に引き続いての厚狭川に起因する大規模な被災であることから、当該橋りょうだけでなく、河川管理者において、厚狭川全体の河川計画を検討される必要があると考えいる。また、被災前の美祢線利用促進協議会では、弊社から地域交通における美祢線の役割についての議論を沿線自治体の皆様に要請してきたところだ。これらを踏まえ、厚狭川全体の河川改修など沿線地域の防災強度向上の検討に対応させていただくとともに、今後の進め方について関係自治体の皆様に相談させていただきたいと考えている。」と報告しました。
 次に、山陰線についてです。
 「山陰線は、粟野川橋りょうの被災メカニズムの調査や構造物の詳細調査を引き続き進めてまいります。調査結果についてはまとまり次第報告いたします。」
 NHK山口放送局は、昨日行われたJR西日本の記者会見について「JR西日本中国統括本部広島支社の広岡研二支社長は、『美祢線が地域にどのような役割を果たしているのか、持続可能性や利便性向上の観点を踏まえ、地域の方々と相談したい』と話し」たと報じました。
 私は、県土木建築部に、厚狭川がどのような河川管理計画を持っているのかについて、本日、照会したいと思います。
 2日、読売新聞は、美祢市がJR美祢線災害復旧対策室を設けたと次のように報じました。
 「美祢市は1日、地域振興課内にJR美祢線災害復旧対策室を設置した。6月末からの記録的な大雨の影響で橋が崩落するなどして運休が続いて、関係自治体間で連携し、早期復旧を目指す。対策室は美祢市のほか、県や沿線自治体の山陽小野田市、長門市の職員計6人で構成。職員は各自治体で業務と兼務しながら、美祢線に関する情報共有や課題の把握・整理を行い、対策を検討する。篠田洋司・美祢市長は辞令交付後、『市民の中には、復旧が可能なのか不安を抱いている人もいる。行政としてやるべきことをしっかりやって、市民の不安を払拭していきたいとあいさつした。」
 私は、美祢線の周辺の地域で生まれ、美祢線の沿線の高校で学んだ経験から、美祢線の早期復旧を願います。
 私は、JR美祢線災害復旧対策室を訪ね、改めて対策室の取組状況を調査し、9月県議会でしっかり発言していきたいと思います。
 JR美祢線、山陰線に関する皆さんのご意見をお聞かせください。

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