24日付、中国新聞は、新型コロナ感染者が急増している状況を次のように報じています。
「年末年始を前に、県内でも新型コロナウイルスの感染者が急増している。1日当たりの感染者数は12月上旬から千~2千人前後で推移し、月別の感染者数と死者数はすでに過去2番目に多い。22日には病床使用率が107日ぶりに50%を上回った。県は年末年始に主なJR駅に臨時の無料検査所を置くことを決め、基本的な感染防止策を呼びかけている。県内では10月下旬に新たな感染者数が増加傾向に転じ『第8波』に入った。11月22日に70日ぶりに1日当たり千人を超え、わずか約1カ月後の12月20日、8月31日以来、111日ぶりに2千人を上回った。12月の累計は23日時点で3万1289人と『第7波』が猛威を振るった8月の6万6694人に次ぎ2番目に多い。死者も60人と、8月の137人に次ぐ。人の移動が活発になる年末年始を控え、インフルエンザとの同時流行も警戒される。県は新型コロナとインフルエンザの発熱患者は、ピーク時で1日約8千人と予想する。24日から1月12日まで、JR新岩国駅などに無料検査所を設け、帰省や旅行の際に活用するよう求めている。12月下旬に入り寒さも本格化している。県新型コロナウイルス対策室は『室温に気を付けながら適宜、換気をするなど感染予防策を徹底してほしい』と呼び掛けている。」
年末年始のJR駅と空港の無料検査所の開設状況は次の通りです。
〇新岩国駅 12月24日~1月12日(午前9時~午後5時)
〇岩国駅 12月24日~28日、1月3日~12日(午前10時~午後7時)
〇徳山駅 12月29日~1月9日(午前9時~午後6時)
〇新山口駅 12月24日~1月9日(午前9時~午後6時)
〇山口宇部空港 毎日(午前9時~午後1時、3時~7時)※要予約
〇新下関駅 12月29日~1月9日(午前9時~午後6時)
国が全数報告を見直した際、県は、感染状況等を評価するレベル分類を見直しました。
病床使用率が概ね30~50%は、感染拡大初期のレベル2です。
病床使用率/重症病床使用率が概ね50%超は、医療負担増大期で、「医療ひっ迫防止対策宣言」を行うこととしています。
26日時点の死者数が77人と月別過去最多の今年8月の137人の半数を超過しました。
26日時点の病床使用率は.59.9%で、重症病床使用率は10.6%です。レベルの/の意味は「かつ」ということです。
年末年始で重症病床資料率がさらに上がった場合、県は、感染レベルを3にするかどうか検討を行う必要性が生じかねません。
日本共産党国会議員団は、昨日、新型コロナ感染第8派から国民の命を守る対策の強化を求める」要請書を政府に提出しました。
要請書は、「新型コロナ第8派によって、医療のひっ迫が深刻となっている。高齢者施設のクラスター発生県7数、死亡者数は第7波に迫っており、救急搬送困難事例も急増している。医療体制の確保、介護施設への支援策、検査の拡充など要請を重ねてきたが、改めて、高齢者をはじめ国民の命を守るため、以下対策を要請する」と7点を挙げています。
山口県でも、病床使用率が6割に迫り、医療のひっ迫が深刻になりつつあります。
山口県に対しても、年末年始を控え、県民の命を守る対策の強化を求めたいと思います。
新型コロナ対策に対する皆さんのご意見をお聞かせください。
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