12日、県議会文教警察委員会が開かれ、高校再編整備計画の案が示されました。
13日付け毎日新聞はこの問題を次のように報じました。
「県教委は12日、2026年度までの県立高校再編整備計画案を県議会文教警察委員会で公表した。24年度に宇部西高の生徒募集を停止し、25年度には厚狭高と田部高を統合し、厚狭北校舎に新高校を設置。中高一貫校とするため、26年度に岩国高と下関西高に併設型中学校を設け、これに伴い、高森みどり中の生徒募集を停止することなどが盛り込まれた。22年度中の正式決定を目指す。県教委は10月に計画の素案を公表。その後、パブリックコメント(意見公募)を実施し、地域説明会を7地域で計9回開いた。計画の見直しを求める意見もあり、宇部西高と高森みどり中については両校の存続を求める要望書や署名が提出された。県側は議会での審議で『少子化に伴い、15年後には中学校卒業見込み者数が3000人以上減少する。子どもたちにより質の高い教育を提供するには計画的な再編整備をしていくことが必要だ』と理解を求めた。繁吉健志・県教育長は『小規模校の維持を求める声などさまざまな意見があることは承知しており、大変重く受け止めている。しかし、今後の急激な生徒減を踏まえると、新しい時代に対応した学校作りを進めなければならないという強い危機感を持ち、不退転の覚悟で再編整備に取り組んでいる』と述べた。生徒の募集停止が再編案に盛り込まれている宇部西高(宇部市)、高森みどり中(岩国市)の卒業生や関係者の中には依然、反対の声が根強くある。『宇部西高校を存続させる会』の岡本清代表(53)は『約1万7500筆の(存続を求める)署名の重みを全く理解していない。県教委は地域説明会を実施してきたが、これでは(報告会)でよかったのではないか。今後も案の撤回を求めて闘い抜く』と憤った。高森みどり中の保護者や地域住民でつくる『高森みどり中の存続を求める会』の篠田正則会長(57)は『子どもたちの気持ちを考えず強引に押し通そうとする理由が分からず、不信感が募る』と県教委の姿勢を批判。『地域の多くの団体や企業から存続を求める声があり、案の撤回を求める署名運動を続ける』と話した。」
本ブログで紹介したように、私は、本会議の一般質問で、高校再編問題を取り上げ、これまでに例のない、県教委の強引で性急な宇部西高校の募集停止のやり方を暴露しました。
副教育長は、「署名は重く受け止める」と答えましたが、重く受け止めるのならば、少なくとも存立を求める署名が提出された、宇部西高校と高森みどり中学校の募集停止は、11月県議会文教警察委員会で示された案から外すべきだったと思います。
宇部西高校を存続させる会は、宇部市中央町に新事務所(0836-39-1717)を設け、3万筆の署名を目指し、署名を継続して取り組むことを明らかにしました。
私も署名を預かっていますので、皆さんのご協力をお願いいたします。
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