しんぶん赤旗日刊紙は、27日、文科省の有識者会議が、「生徒指導提要」の改定案を大筋で了承したと次のように報じました。
「文部科学省の有識者会議は26日、小学校から高等学校までの生徒指導の基本文書『生徒指導提要』の改定案を大筋で了承しました。現行の提要が校則や学校の規律に関して子どもの尊厳や人権に全く触れていないのに対し、改定案は子どもの権利条約を紹介し『児童生徒の基本的人権を十分配慮』するよう求めています。『ツーブロックなど特定の髪形の禁止』『下着の色まで指定した検査』などの校則が社会問題になるなか、生徒指導提要の見直し作業に注目が集まっていました。改定案は『生徒指導の取組上の留意点』として、第一に教職員の子どもの権利条約についての理解が重要だと強調し、子どもの意見表明権など同条例の4原則を紹介しています。また、実態に合わない方針や基準が硬直化して運用されていると子どもの成長にマイナスに働くことがあると指摘。校則の制定にあたっては子どもの権利の視点が重要だとし、一度定めた校則も絶えず見直しが必要だとしています。見直しに子どもが主体的に取り組むことは教育的意義があるとも書いています。同日の議論でも、複数の委員から『子どもの権利を第一に指導に当たることが大事』との意見が出されました。日本共産党は、提要を子どもの尊厳と基本的人権の尊重を土台とするものに見直すよう主張。約3千人からの回答が寄せられた校則アンケートの結果を文科省に手渡し、改定作業に生かすよう求めていました。」
先日、私は、多部制の松風館高校を視察しました。高校には、校則はなく、生徒が伸び伸び学習に取り組む姿が分かりました。中学時代は、不登校傾向にあった子どもたちが、校則のない高校に通えるようになった経験は重要だと思いました。
私は、過去の議会で、県立高校の校則を調べ「ツーブロックなど特定の髪形の禁止」「下着の色まで指定」などの校則があることを明らかにして校則の見直しを求めました。
「生徒指導提要」の改定を受け、県立高校で校則が早急に見直されるよう、引き続き、県教委に強く求めていきたいと思います。
引き続き、校則に関するご意見を藤本までお寄せください。
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