8月8日、しんぶん赤旗日刊紙は、新型コロナウイルスによる死者が8月急増していることを次のように報じました。
「新型コロナウイルスのオミクロン株『BA.5』による感染拡大の『第7波』で死者が急増しています。『BA.5』による感染拡大は7月半ばから本格化。厚生労働省の公表データによると、7月の1カ月間の死者は1304人だったのに対し、8月に入り7日までの死者はすでに1078人に達し、併せて2382人にのぼります。8月5日には一日当たりの死者数が189人となっています。コロナウイルス感染に関する世界的統計サイト『ワールドメーター』によると、最近1週間の死者数で日本はアメリカ、ブラジルに次いで世界第3位です。過去最大の死者を出した『第6波』では、立ち上がりの1月の死者が400人で、2月には14日までの死者だけで1702人に急増しました。現在の『第7波』では、8月の7日間で1078人という死者数は、『第6波』を上回る勢いとなっており、厳重な警戒が必要な警戒が必要です。7月末から8月第1週にかけてのクラスター(感染者集団)発生件数は過去最多の1324件で、そのうち高齢者福祉施設でのクラスターも過去最多の515件です。オミクロン株は一般に重症化率は低いと言われますが、高齢者や基礎疾患のある人は50%程度に高まると言われてきました。実際、『第6波』での死者の9割は70代以上の高齢者に集中しています。各地で高齢者の死亡例の報告が相次いでおり、厳重な注意と対策が必要です。厚労省の説明では『重症化』は人工呼吸器やエクモ(人工心肺)の使用などを基準としており、基礎疾患の増悪は重症例にカウントされません。しかし、専門家は『新型コロナの本質は全身性の炎症性疾患だ』と指摘。コロナ感染で基礎疾患が急激に悪化し死に至るケースが増えており、ここでも厳重な注意と対策が必要です。しかも『BA.5』は、従来のオミクロン株に比べ、肺で増殖する傾向があり、重症化率そのものが高いとの専門家の指摘もあります。爆発的な感染拡大で医療崩壊が深刻となり、本当に治療が必要な人に医療が提供できていない状況があり、その面からも重症化率・致死率の増加が懸念されます。岸田政権は、刻々と深刻化する『第7波』のもとでも『経済活動を止めない』『行動制限は考えていない』というばかりで、危機感が全くなく、感染抑制、医療体制強化、検査体制強化のいずれでも対策らしい対策を出せず、成り行きまかせに終始しています。臨時国会を開いても、コロナ対策について何の審議も行っていません。人命軽視、科学軽視の姿勢に国民的批判が強まっています。」
山口県内でもコロナ感染者の死亡者が8月急増しています。
8月13日現在で、8月の死亡者が32人となっています。7月の死亡者数は17人であり、月別で死亡者が最も多い年月は、今年3月の35人です。
このままで推移すれば、8月が、コロナ感染者の死亡者数が過去最多の月になることは必至です。ここ数日中に過去最高を超える可能性もあります。
第7波で、県内でもクラスターの発生も急増し、高齢者福祉施設でのクラスターも増加しています。この辺りは、今後調査を進めていきたいと思います。
引用したしんぶん赤旗の記事にあったように県内でも、爆発的な感染拡大で医療崩壊が深刻となり、本当に治療が必要な人に医療が提供できない状況があり、その面からも重症化率・致死率が増加している状況ではないでしょうか。
昨日の確保病床使用率は、56.4%です。県内で、医療体制強化、検査体制の強化を行い、死亡者を減らす対応が急務だと思います。
今月に入り、昨日までのコロナでの県内の死亡者は、32名で、過去最高の35人に迫る勢いです。
皆さんはこの状況をどのように受け止めておられますか、ご意見をお聞かせ下さい。
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