昨日、「やさしく強い経済学 逆転の成長戦略」の著者である大門みきし(前参議院議員)を講師に、学習会が行われ参加しました。
昨日、「やさしく強い経済」について講演する大門みきし前参議院議員
大門さんは、やさしく強い経済について次のように解説しました。
「『やさしく強い経済』とは、ひとことでいうと、人を大事にする、人にやさしい経済こそ、ほんとに強い経済だということです。逆にいえば、新自由主義のような人を使い捨てにする、人に冷たい経済は弱くてもろい経済だということです。」
大門さんは、ジェンダー平等で経済も成長すると次のように語りました。
「ジェンダー平等社会をめざすことは、女性の人権の確立や社会的公平の実現にとどまらず、経済も成長させることです。世界で最もジェンダー平等がすすんでいるアイスランドは経済成長も高い国です。(
コロナ禍前までの実質GDP成長率は平均で3・5%)。女性首相、カトリン・ヤコブスドッティルさんは、アイスランドが高い経済成長率を達成している理由について次のようにのべています。『アイスランドは労働市場において、女性の参加率が世界的に見ても最も高い国のひとつです。そのことが、経済にとって非常に有益だと証明されています』『女性が提供できる(リソース)を使わないということは、社会にとって損なのです。女性が労働市場に参加していなければ、彼女たちが提供できる多くのもの、その全てを市場は失ってしまいます。言い換えれば、男女が平等に働く環境になければ、その社会は持っている資源を十分に生かしきれていないということなのです。』『ジェンダー平等とは正しいことであり、公正な事だと思います。ですから、より良い社会、より良い経済は、正しいことを行った結果の、副産物なのです』(2022年1月4日放映、NHK(クローズアップ現代+)いまや欧米の先進国では、男女格差の是正につとめる企業ほど将来性と競争力があると判断され、企業価値も上がる時代となっています。」
大門さんは、地球にやさしい経済を進めることや、内部留保課税などについても詳しく解説しました。
私は、引き続き、日本共産党が提唱する「やさしく強い経済」を大門さんの著作などを通じて、しっかり学んでいきたいと感じました。
「やさしく強い経済」に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さ
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