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県内、今年コロナで19人死亡 2月に12人

 16日のしんぶん赤旗日刊紙は、オミクロン株による死者が2月に増加していることについて次のように報じました。
 「厚生労働省が公表しているデータによると、新型コロナウイルス感染症による死者が2月に入ってから14日までに1702人に上っています。第6波が本格化した1月5日以降、同月内の死者が395人だったのと比較して極めて急速な増大です。死者数が過去最大規模に拡大するペースです。デルタ変異株による第5波(7~10月初旬)で、重症者数がピークとなった昨年9月3日を中心とする1カ月の死者が、およそ1600人だったのと比較しても、半月でそれを超える極めて深刻な事態です。オミクロン変異株はデルタ株に比べ重症化率が低いとされ、軽症例が多いことが強調されてきました。もともと若者は重症化率が低く、オミクロン株ではさらに低くなる半面、重症化リスクが高い高齢者は、同株でも重症化率は50%程度と決して低くないとされています。加えてオミクロン株の感染力はデルタ株の2~4倍に達するため、高齢者の場合、感染者が2倍になれば重症者の絶対数もデルタ株と同じ規模になり、4倍になれば重症者はさらに多くなると専門家は警告しています。オミクロン株では今月5日に1日の陽性者数として過去最多の10万5570人を記録しましたが、これはデルタ株の最多記録2万5975人(昨年8月20日)の4倍超に上ります。重症者のピークは、陽性者の最多記録から2週間ほど遅れる傾向にあると言われています。結局、接種後半年を超えた高齢者のワクチン効果が低下しているところに、3回目接種(ブースター)が間に合わなかったことが高齢者の重症例の多発につながっており、岸田政権の責任が改めて厳しく問われます。高齢者へのブースターの加速とともに、高齢者施設、医療機関などへの社会的検査の徹底が急務です。オミクロン株の特徴として、肺での増殖が少ないことから、肺炎の悪化で人工呼吸器やエクモ(人工心肺)の装着などの典型的な重症例が相対的に少ない一方、高齢者を中心に基礎疾患の憎悪による死亡例が増えています。専門家は『コロナの本質は全身性の炎症性疾患』だと指摘しており、肺炎が少ないことでいたずらにオミクロン感染を軽くみることは戒めるべきです。」
 NHKの新型コロナウイルス特設サイトに都道府県別の感染者数と死者数が掲載されています。
 県内で、今年に入り19人の方が新型コロナウイルスが原因で死亡されています。1月は7人に対して、2月は16日までに、12人です。
 山口県でもオミクロン株による死者が数多く生まれ、1月より2月の死者数が大幅に増えていることが分かります。
 しんぶん赤旗の記事にあるように山口県においても「高齢者の3回目ワクチン接種とともに、高齢者施設、医療機関などへの社会的検査の徹底が急務」です。
 県内で、今月、新型コロナウイルス感染症が原因で死亡した方がこれまでに12人となっています。
 この状況に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

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