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ワクチン接種後の感染者発生。丁寧な説明を要請

 8日、NHK山口放送局は、宇部市の通所施設でクラスターが発生したとして、次のように報じました。
 「山口県と下関市は、合わせて19人が、新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。1日の発表が10人以上になったのは3日ぶりで、宇部市の通所施設では、感染者の集団=クラスターの発生が新たに確認されました。山口県と下関市の発表によりますと、県内で新型コロナウイルスの感染が新たに確認されたのは合わせて19人で、1日の発表が10人以上になったのは3日ぶりです。居住地別にみますと、宇部市で10人、下関市で3人、長門市で2人、山口市、岩国市、周南市、それに防府市でそれぞれ1人になっています。年代別では、20代が3人、40代が2にと、50代が3人、60代が3人、70代が1人、80代が3人、90代が4人になっています。このうち、宇部市の10人は、市内にある通所介護施設の利用者や家族で、この施設では、職員などの感染もすでに確認されていることから、県は、県内で42例目となる感染者の集団=クラスターが発生したと判断しました。県によりますと、感染が確認された施設の利用者のうち4人は、これまでにワクチンの接種を受けていて、なかには2回目を終えている人もいたということです。県の担当者は『ワクチンを接種しても効果が出るまでには時間がかかるので、接種を終えたあとも感染対策は続けてほし』としています。」
 県民の方から、ワクチン接種を受けたあと感染したケースが報じられたことに関して問い合わせを受けました。
 改めて、県の担当者に確認をしたところ、「厚労省はワクチンに対するQ&Aで『ワクチン接種後に新型コロナウイルスに感染することはありますか。』との問いに、『ワクチン接種後でも新型コロナウイルスに感染する場合はあります。また、ワクチンを接種して免疫がつくまでに1~2週間程度かかり、免疫がついても発症予防効果は100%ではありません。』と答えている。」との説明を受けました。
 県内でワクチン接種後に感染者が生まれたことに対し、今後ともワクチン接種に対する県民への丁寧な説明を県担当者に要請しました。
 宇部市における通所介護施設クラスター関連による陽性者は、10日までに、18名となりました。宇部市のクラスターへの十分な対応についても担当者へ要請しました。
 国は、6月4日、「新型コロナウイルス感染症病原体検査の指針(第4版)」を改定しました。
 これを受けて、県は、6月9日、「新型コロナウイルス変異株PCR検査の結果について」という文書を発出し「環境保健センターで実施している変異株検査については、国の通知により、今後、『N501Y』変異株PCR検査から『L452R』変異株PCR検査のみに切り替えて実施することとしました」としました。
 国の通知を受けた県の対応は、新型コロナウイルスはイギリス株(N501Y)が主流になっており、インド株(L452R)について、今後、環境保健センターで変異株検査を実施するものです。
 県内の陽性検体の全ては国立感染症研究所でゲノム解析が行われ、最終的にインド株かどうかが確定されます。
 最近、明らかになってきた、南アフリカ株やブラジル株についても、国立感染症研究所で抽出され解析されることになります。
 引き続き、県内の陽性検体全ての変異株調査が実施されるよう県担当者に要請しました。
 引き続き、ワクチン接種やPCR検査に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
 

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