昨日、山口県は、新型コロナウイルスのワクチン接種に向け、県、県医師会、県市長会など9機関が集まり、第一回新型コロナウイルスワクチン接種対策会議を開きました。
その会議に先立って村岡知事が、記者会見を行いワクチン接種について次のように説明を行いました。
「国におきましては、2月の下旬までに、医療従事者を優先に、ワクチンの接種を開始ができるように、準備を進めるというふうにされています。接種時期については目安として示されていますけれども、まず、国におきまして、特定の医療機関の1万人程度の医療従事者に対する接種を行うというのが、まず最初に行われます。それがこのスケジュールで言いますと、一番上の部分です。これは国が直接行うもので、1万人程度ということをまず行っていきます。そしてその次に、各県においてということになりますが、医療従事者向けの接種というのが開始をされます。これは県内の医療従事者を対象に、3月から接種を行っていく、そうした予定になっていまして、本県の対象としては、この医療従事者向けで約4万人を予定しています。その後、高齢者、それからさらには、基礎疾患を持っている方から優先的に接種を行って、その後に一般の方々への接種ということが予定されております。そうしたスケジュールで進めることになっています。県としては、ワクチンの速やかな接種を行うことができますように、市町、また医療関係機関としっかりと連携をして、接種予定者リストの作成、またワクチンを保管する冷凍庫の配置箇所の選定などの準備を着実に進めてまいります。このように、今後、ワクチンの接種に向けました具体的な作業が本格化をしてまいります。県として、市町、そして医師会等の関係機関と連携を強くしていくために、「新型コロナウイルスワクチン接種対策会議」を設置をしたところです。この画面にあるとおりですね、県と各市町、それから医師会ですとか、医療関係の各種団体と一緒になって対策会議を設けて迅速に、円滑に接種が行えるように体制を整えていくことにしています。早速、本日の午後、第1回の会議を行いまして、接種の開始に向けまして、情報の共有、今後の準備に向けた協議等を行うことにしていきます。また、本日、健康福祉部内の新型コロナウイルス感染症対策室に「ワクチン接種対策班」、こちらを新たに設置をいたしました。接種計画の策定、ワクチン流通の調整等々の業務の増加に対応するために、円滑な実施に向けた体制の強化を図ったところです。ワクチンにつきましては、今申しましたように市町、また関係機関としっかりと連携をして、安全にも十分配慮した上で、迅速に、そして円滑に接種が行えるように、万全の体制で準備を進めてまいります。」
昨日、午後に開かれた第一回新型コロナウイルスワクチン接種対策会議で、事務局である県が説明した接種構想について毎日新聞は、次のように報じました。
「構想によると、県内は2月にワクチン保管用冷凍庫18台が国から送られ、『基本型接種施設』と呼ぶ中核病院18カ所に設置する。基本施設は10日に1000人超へ接種可能な体制を取り、3月中に新型コロナ患者と接する行政職員らを含めた医療従事者の接種を完了する。冷凍庫は6月までに更に87台追加され、基本施設を105カ所に増やす。診療所などの『サテライト型接種施設』も315カ所設けて高齢者や一般人の接種体制を整えるが、開始時期は定まっていない。これに備え、県はこの日、健康福祉部に12人体制の『ワクチン接種対策班』を発足した。」
昨日の第1回対策会議で、3月から医療従事者からワクチン接種が県内でも始まることが明らかになりました。
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