昨日、宇部市萩原市営住宅集会所で「国政・市政報告会」を行いました。
約30名の皆さんが参加されました。
萩原市営住宅集会所で行われた国政市政報告会
荒川宇部市議が市議会報告を行い、私が国政の報告を行いました。
私が訴えた要旨は以下の通りです。
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三きわ後援会の皆さん、衆議院山口3区の候補者藤本一規です。
先程、東京都議選の結果を受けた街頭宣伝のDVDを観ていただきました。私は、6月18日から東京都議選の応援に行きました。駅を降りると、都民ファーストの候補がビラを配っています。公明党のポスターは、都民ファーストの緑をバックに、小池知事と山口代表と候補者が連名です。公明党の節操のなさと必死さを感じました。私が行った街頭宣伝50回の内、2回、「うるさい」と抗議を受けました。首都東京の激変を実感しました。
資料1の通り、日本共産党は、8議席から17議席へ19議席へと2回連続の議席増。32年ぶりです。得票も19万票増です。自民党は、59議席から23議席です。さあ、総選挙です。解散総選挙を実現しましょう。
日本共産党は、総選挙で、衆議院の「改憲勢力3分の2体制」を打破し、自公を少数に追い込み、安倍政権の打倒を目指します。比例代表での躍進が必要です。中国比例では、大平さんと垣内さんの二議席確保を実現したいと思います。比例代表選挙は日本共産党に大きなご支援をお願いします。
山口3区の河村建夫元官房長官は、資料2の通り、秘書に暴行・暴言をあびせた豊田真由子議員の問題で「あれはたまたま彼女が女性だから、あんな男の代議士なんかいっぱいいる。あんなもんじゃすまない」と擁護する発言を行いました。河村氏は、後にこの発言を訂正、取り消ししましたが、パワハラを擁護する議員を引き続き選ぶわけにはいきません。
資料3を観て下さい。安倍首相は、8月上旬に内閣改造で政権浮揚を狙っていますが、内閣改造など小手先でなんとかなる状況ではありません。安倍首相本人を「改造」しなければ政治は変わりません。
志位委員長が訴えた3つ提起を中心に今の政治を観ていきます。
第一は、臨時国会の開催です。
学校法人「加計学園」の獣医学部新設をめぐり、衆参両院で10日、閉会中審査が行われました。参考人として出席した前川喜平・前文部科学事務次官は、「背景に首相官邸の動きがあった」などと証言しました。前川さんは、昨年9月上旬に和泉首相補佐官に呼び出されて「『総理は自分の口から言えないから私が代わって言う』などどと」言われ、加計学園の獣医学部開設を急ぐように指示されたと証言しました。この事実だけとっても、安倍首相のこの問題での関与は明らかです。安倍首相が出席して閉会中の審議が行われるようですが、これでは不十分です。
憲法53条には、「いずれかの議院の総議員の4分の1以上の要求があれば、内閣は、その招集を決定しなければならない。」とされています。衆議院の定数は475です。野党4党の国会議員の数は120名です。4分の1以上の国会議員の要望を無視する安倍首相は憲法違反です。
そして、参考人ではなく証人喚問をすべきです。前川さんが指摘した和泉首相補佐官、そして安倍昭恵さんを証人喚問に読んで疑惑の解明を徹底して行おうではありませんか。臨時国会を直ちに開くべきです。
第二は、自民党の候補者の応援を「自衛隊としてもお願いする」と発言した稲田大臣を直ちに罷免することです。
資料4を見て下さい。本願寺新報に、中国新聞主幹の佐保田信作さんが沖縄の「鉄血勤皇隊」のことを書いておられました。
沖縄県では、敗戦の年になってすぐに、「鉄血勤皇隊」が結成され、10代の男女の学徒が戦場に駆り出され、多くの犠牲が出ました。しかし、日本で正式に、10代の学徒を戦闘要員として戦場に動員できる法律「義勇兵役法」が出来たのは6月22日だったのです。つまり沖縄ではその義勇兵役法の裏付けもないのに軍命だけで学徒が戦場に駆り出されていたのです。この事実は、軍部が行政・立法を超えた重大な出来事だと思います。
憲法15条は「すべての公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」と規定しています。公職選挙法は公務員が「その地位を利用して選挙運動をすることができない」と定めています。自衛隊法では、自衛隊員の政治的行為が厳しく制限され、同法施工令で「地方公共団体の議会の議員」選挙において「特定の候補者を支持する」ため「公私の影響力を利用する」ことが禁じられています。
稲田大臣を罷免できない安倍首相も同じ考えだということになります。第三は、憲法9条改定問題です。
「憲法9条に自衛隊を明記し、2020年までに憲法改定を施行する」と安倍首相は、5月3日、憲法9条の改訂を表明し、自民党は11月にも国会に改憲案を提出すると改憲につきすすんでいます。
9条1項、2項は変えず、3項をくわえ、自衛隊を明記する。という首相の提案は、自衛隊の追認にとどまりません。歴代自民党政権が「できない」としてきた集団的自衛権の行使を認め、安保法制=戦争法をつくったうえに、3項をくわえることで、無制限な海外派兵に可能にし、2項を空文化することが一番の狙いです。
「手塚治虫傑作集『戦争と日本人』」があります。手塚さんは、約50年前に「悪魔の開幕」という漫画を描いています。「丹波首相は自衛隊をはっきり軍隊といいきり・・・国民のすべての反対をおしきって憲法を改正しえてしまった この3年間国民の反対運動はことごとく鎮圧されてしまった!何万人かが官権に殺され罪を被せられた」
手塚さんは、1928年、昭和3年生まれです。「ガラスの地球を救え」の中で、「戦争で負った心の傷も、肉体の傷以上に深く、到底いやしきれるものではありません。こんなことも、もうぼくらの世代で永遠に打ち止めにしたいと、切に願います。」と書いています。
資料3にある通り、上智大学の中野晃一さんは、今の安倍政権は、「手負いの獣」だと表現されています。「追い詰められてますます危険な政治を作りだしている」国民のすべての反対を押し切って安倍さんに憲法改悪を許してなりません。
この安倍9条改憲にも都議選で「ノー」の審判が下りました。総選挙で日本共産党を躍進させ、安倍改憲をストップさせましょう。
最後に、嬉しいニュースをお届けしたいと思います。(資料5)
国連会議は、核兵器禁止条約を採決しました。化学兵器、生物兵器とともに、核兵器が人道に反する大量破壊兵器だと「悪の烙印」が押されました。核兵器「違法化」の初めての国際法となりました。
条約の前文で「核兵器の使用の被害者の受け入れがたい苦しみ」という文章が出てきます。二度とヒバクシャを生まない決意が世界で確認されました。日本国政府が条約に参加するよう強く求めます。
日本共産党は、「人類の死活にかかわる核戦争の防止と核兵器の廃絶」を綱領にかかげる党としてこれからも核兵器廃絶のために力を尽くします。
党創立95周年を迎えた日本共産党は今こそ出番だと思っています。
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「国政を語るつどい」を開きたいという方は、私までご連絡ください。
3名以上ならどこでも駆け付けます。
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