本日、「むつみ演習場周辺の水・環境に関わる地元住民一同(7団体91名)」(太田一久発起人)と「イージス・アショア配備計画の撤回を求める住民の会」(森上雅昭代表)が、森田中国四国防衛局長に7項目の申し入れを行いました。
また、「イージスふあんクラブ」事務局の麻田さんと安藤さんは、全県説明会の開催を求める申し入れを森田中国四国防衛局長に行いました。
本日は、「イージス・アショア配備計画の撤回を求める住民の会」などが、7月23日に申し入れた内容について中国四国防衛局むつみ現地連絡所の佐々木所長から回答が行われました。
この申し入れには、私と中島・戸倉県議が参加しました。
県下各地から多くの住民が参加し申し入れました
質問項目の一つに「地質・測量調査、水分調査の解析に『GETFLOWS』を使用した理由を求める。どういう会社なのか。どういうシミュレーションなのか。」があり、佐々木所長は「地下水のシミュレーションなどにこのシステムを使用した」などと答えました。
これに対して、君波山口大学名誉教授は、防衛省が示した今年5月の資料の33ページについて「透水層に達したボーリング調査が行われたのか」と質問しました。これに、中国四国防衛局調達部堤土木課長は「建物を基地を支える地盤を調べるボーリング調査を行った。透水層まで到達するボーリング調査は行っていない。」と答えました。
君波さんは、「ならば防衛省が資料で示した『地下水に影響を与えることはありません。」という結論を検証できない。」と再度質問しました。
堤課長は、「これまでに調査したもの内、精査して開示できるものは開示するよう準備をすすめている」と答えました。
私は、「君波先生が指摘をされた透水層を確認するボーリング調査など、防衛省の結論を検証する上で必要な調査は新たに行うべきではないか」と質しました。
堤課長は「新たな調査の必要性が指摘された点については、上級機関と相談したい」と答えました。
28日、防衛省は、むつみ演習場にイージス・アショアを設置するための資料の再調査について西台の標高の実測調査を行うことを明らかにしました。
再調査が必要な点は、標高問題だけではありません。地下水の問題では、君波先生を始め専門家や住民の方から様々な指摘が行われています。
防衛省は、必要な地下水等の再調査を行うべきです。
更に、この間の交渉の中で、防衛省が、地下水の年代別調査の結果など公開を約束している資料がいくつかあります。
防衛省は「作業が整えば開示する」との答弁を繰り返しましたが、開示を約束した資料は、早急に開示すべきです。
引き続き、イージス・アショアに対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
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