本日、山口県平和委員会(吉岡光則会長)は、村岡嗣政知事に対し、「宇宙監視レーダーの建設に対する申し入れ」を行いました。
平和委員会の申し入れに同席した私(左端)
山陽小野田市に、防衛省が宇宙監視レーダーの建設を進めています。平和委員会は、知事に反対を表明するよう以下の点から求めました。
安倍政権は、昨年12月の「防衛計画の大綱」で、「宇宙・サイバー・電磁波といった新たな領域における能力を獲得・強化する」としています。 昨年の「防衛白書」では、「JAXAなどの国内関係機関や米国と連携しつつ、宇宙を監視し、正確に状況を認識するための宇宙状況監視(SSA)体制を2022年度までに構築することを目指す」と明記しています。
平和委員会は、「防衛省は、2017年11月の山陽小野田市における住民説明会では、ことさら宇宙監視レーダーが宇宙ゴミの急増に対する、平和的目的でのレーダー建設であるかのように説明しているようですが、トランプ政権が、名指しで中国・ロシアを戦略的競争相手としているもとでは、その真の目的が中国・ロシアのキラー衛星などを監視するなど、宇宙における軍事的な情報を米国に提供することであることは明白です。」と指摘しています。
更に平和委員会は、「SSA体制の構築は、米・中・ロの宇宙戦争に日本が米国の側について参戦することに繋がるものです。また、SSA体制の中核である宇宙監視レーダーは相手国から第一の攻撃目標になることは当然です。そして、平時から米軍への軍事情報の提供は、存立危機事態に集団的自衛権を認める憲法違反の安保法制にも違反するものです。」と指摘しました。
総務部防災危機管理課椛谷危機対策班長は「防衛政策は国が判断するものである。一方で、県民の安全・安心を守るため、県民が知りたい情報は、国において丁寧に説明していただきたい。」と答えました。
私は、山陽小野田市議会で山田市議が指摘をした土木工事前の事前説明会の開催状況について尋ねました。
梶山主幹は「現在調整中だと認識している」と答えました。
宇宙レーダー設置問題に対する皆さんのご意見をお教え下さい。
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