議員日誌

日本共産党演説会

 本日、宇部市男女共同参画センターで、仁比そうへい参議院議員を招いて、日本共産党演説会を行いました。

 宇部市内外から約300名の参加者で会場は一杯でした。

 来月投票が行われる県議市議選の候補者が訴えました。

日本共産党演説会(19年3月)

左から浅田、藤井、仁比、藤本、荒川、時田の各氏

 私が訴えた演説の概要は、以下の通りです。

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 日本共産党演説会にご参加の皆さん日本共産党の藤本かずのりです。県議選の告示目前です。この4年間で「かえる通信」を47号発行してまいりました。県政をかえる決意です。どうか私を県議会にかえらせて下さい。
市民の命を奪う国民健康保険の実態が明らかです。年収400万円4人世帯の場合、宇部市の国保料は、46万1805円です。中小企業の皆さんが入っておられる協会けんぽは20万3600円です。協会けんぽより25万円以上高い国保料は、全国知事会が要望している1兆円公費投入すれば、国保料を協会けんぽ並みに下げる、半額にできます。
 志位委員長は、都道府県が発表した「標準保険料率」をモデル世帯で試算すると全国8割の自治体で平均4万9千円の大幅値上げになることを明らかにしました。山口県が示した「標準保険料率」を一人当たりで計算すると平均で7321円増です。宇部市は、6839円の値上げです。市議会で、健康福祉部長は、3266円の値上げに留めたいと答弁しています。県議選・市議選の勝利で、国保料の引き下げを実現していきましょう。
 2月18日、第4回宇部港長期構想検討委員会が行われ、宇部港長期構想の最終案が示されました。現在3087万トンの宇部港の貨物量は、20年後に4700万トンと1.5倍になる。特に公共バルク貨物が現在の213万トンが7倍の1500万トンに増える。宇部港貨物量の内、98.4%がバルク貨物になるとの目標です。世界から石炭を大集積させる。
目標達成のため、水深13メートルの本港路を、水深16メートルにする。新沖の山の埋め立てを72haから92haに広げ、世界最大のケープサイズ級の貨物船を入港させる巨大岸壁を作る計画です。今、宇部港では689億円の事業費で工事が行われていますが、この計画が、実行されれば更に1000億円を超える公費が投じられる見込みです。
 世界は、地球温暖化を防止するために脱石炭の流れが加速しています。宇部市は石炭と共に発展してきた街ですが、石炭の公害を克服し、国連からグローバル500賞を受賞した町として、今こそ脱石炭の街づくりを進めましょう。世界12カ国で石炭火力発電所の全廃を決めました。県議選、市議選の勝利で、石炭火力発電所の建設をストップさせていきましょう。
 私は、国民健康保険世帯あたり1万円の引き下げと中学校卒業までの医療費無料化を提案しています。この両方を行う財源は1年間で32億円です。石炭貨物に依存した宇部港拡張をやめれば、30年間、県内で、国保料1万円引き下げと中学校卒業までの医療費無料化が可能です。県議選・市議選の勝利で、暮らし最優先の政治を実現してまいりましょう。
 今年のアカデミー賞作品賞を受賞した映画「グリーンブック」を観ました。黒人ピアニストがイタリアから移民した運転手と一緒に人種差別が残るアメリカ南部を演奏旅行する物語です。映画の舞台は、1962年。翌63年には、キング牧師の呼びかけで、人種差別撤廃を求めて20万人がワシントン大行進を行いました。
 キング牧師は、この集会で「わたしには夢がある。いまは小さなわたしの4人の子どもたちが、いつの日か肌の色ではなく、人格で評価される国に住めるようになるという夢が。」と演説しました。
 私には夢があります。すべての県民が平和で人間らしく暮らしていける山口県を作っていく夢です。この夢を今日集まった皆さんと一緒に実現したいと思います。私の夢は、県議会で議席を得ないと実現できません。私を県議会に送ってください。県議選、市議選、参院選で先頭に立って頑張る決意を述べて、私の訴えを終わります。ありがとうございました。

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 県議選・市議選に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

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