国際ジャーナリスト・伊藤千尋さんの「凛としたアジア」の韓国編を読んでいます。
伊藤さんが、漢陽大学の故・李泳禧教授に生前、「日本人は元気がありませんが、なぜ韓国の人々はこうも元気なのでしょうか」と聞いた答えがこう書かれています。
「当たり前ですよ。われわれ韓国人は、あのひどい軍政時代に市民が血を流して闘い、自らの力で民主主義を獲得しました。だからわれわれは自信を持っています。日本の歴史で、市民が自らの力で政権を覆して、市民本位の政権を獲得したことが一度でもありますか」
私は、文政権を誕生させた韓国民衆の力を力強く感じています。
韓国の軍政の言論弾圧は凄まじいものでした。
光州事件の直後に発行禁止になった雑誌「月刊中央」が1988年に復刊する際、巻頭にこう書きました。
「民主主義は他人から与えられるものではなく、自ら闘い取らなければならない。民主主義の基礎である言論の自由も、他力ではなく自ら擁護して勝ちとるものである。われわれは今後、自由の苗木が必ず樹木に成長するよう、犠牲の肥やしとなることを読者に誓う」
日本共産党の志位和夫委員長は、1月15日の全国都道府県・地区委員長会議で、「安倍首相の最大の野望は、憲法9条を改定し、日本を「戦争する国」へと改造することにあります。それは、新しい軍国主義とファシズムへの国家改造の野望にほかなりません。歴史逆行のこの暴走を絶対に許してはなりません。」
日本は今年、大きな歴史的結節点を迎えていると思います。
今こそ、韓国の近代史に学ぶ時だと思います。国民自らの手で民主主義を守り、国民本位の政権を獲得する今年にしようではありませんか。
韓国の今は、私たちに多くの事を教えてくれています。
私は、今年の連続選挙の緒戦を闘い県議選の候補者として全力を尽くす決意を新たにしました。
引き続き、伊藤千尋さんの「凛としたアジア」から学びたいと思います。
伊藤千尋ファンの皆さん、お勧めの書籍をお教え下さい。
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