ゆめ花博が終わりました。
9月県議会で、日本共産党の木佐木県議は、次のように質問しました。
「開会前の9月初旬、わが党に投書が寄せられました。『県職員は通常業務のほかに花博の動員(ほとんど全職員)で大変な目に合わせれています」、「強制的に入場券を交わされて、手伝い(動員)までさせられて(無報酬)。』と悲痛の訴えです。所属ごとに『9月14~16日』の『各日に何名』と参加職員人数の目安まで示した『集約表』も同封されていました。開会後、また別の投書が舞い込みました。『花博の駐車場が大渋滞で、出入りするのに1~2時間かかるということで、職員に動員がかかっています。職員はクタクタです。しかも無報酬、代休も取れない状況です』という内容です。添付された同様の『集約表』には『主に入場時の誘導業務を想定、緊急時は他の業務にも対応』とあり、『翌週以降の体制については、今回の状況を踏まえ、検討』と但し書まであります。各部局に土日、祝祭日ごとに『何人』と書かせる『集約表』は存在するのですか。存在するなら、誰が作成したものですか。」
集約表について県は「多くの来場者に対応するため、総合企画部から各部局へ人数を示して、協力要請は行っているが、各部局に対して、土日等に『何人』と書かせる集約表は作成していない」と答えました。
今日の毎日新聞に、次の記事が掲載されました。
「花博直前の9月中旬、県議会の一部会派に『県職員が花博に動員されている』と情報が寄せられた。県職員向けとされる文書によると『動員日』は開幕の9月14日金曜日から4日間。特に初日は『開門すると同時』の入場を求めていた。毎日新聞が花博と関わりが深い県の総合企画、観光スポーツ文化両部職員の出勤簿を情報公開請求して分析したところ、開幕日は両部計278人中51人が休んだ。前後の金曜日(各26にん)と比べほぼ2倍で、市町、観光政策、統計分析の3課はそれぞれ課員の3分の1近くが休暇を取っていたが『交代で取る夏休みが偶然重なった』(観光政策課)、『たまたま年休を取った』(市町課)など動員は否定した。」
毎日新聞の情報公開で明らかになった年休を取った職員は、ゆめ花博で、誘導業務に従事した事実はなかったのか、花博の「手伝い」をさせられた職員がいた場合、無給や代休が認められなかったケースはなかったのか、など、引き続きの解明が求められていると感じました。
「山口きらら博」の際にも、県庁内で入場券の割り当てが行われているなどの告発があり、当時の県議団で記者会見を行ったことがありました。
ゆめ花博は、目標上回る132万人の入場者が訪れ閉幕しましたが、課題についてはしっかり検証する必要があると感じます。
「ゆめ花博」における県職員の関わりを始め、花博に関する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
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