昨日、宇部市ヒストリア宇部交流ホールで憲法9条の会うべ主催の講演会が行われました。
講師は、俳優の故・菅原文太さんの夫人である菅原文子さんです。
約70名が菅原さんの話に耳を傾けました。
宇部市で政治について講演を行う菅原文子さん
菅原さんは、今の政治状況について、「いい話ばかりをして、駄目になった時に話をしない。これは、無責任というしかない。」と語ります。
その背景には、鎌倉幕府から1000年以上続く軍事政権があると指摘します。
戦後の日本は、アメリカの軍事体制下にあると菅原さん。
さらに、菅原さんは、官僚体制の弊害が続く「明治維新レジューム」からの脱却が必要だと訴えます。
菅原さんは、台風の襲来で関西国際空港が利用できなくなった事に触れ、「辺野古新基地建設に関しても、大浦湾には、マヨネーズ状の地盤がある。関空と同じ状態になることは明らか。一度決めたら変えられない。辺野古こそ無責任政治の典型だ」と指摘します。
菅原さんは、相模原市の「やまゆり園」の事件や自民党の杉田議員のLGBTの方々に対する発言について「ナチズムの中に日本がいるからこのような状況が続くのではないか。」と指摘しました。菅原さんは、原発政策について「マイナスが大きい事はやめた方がいい」と語りました。
菅原さんは、現在、山梨県北杜市で無農薬有機農業を行う「おひさまファーム竜土自然農園役員」を務めています。
菅原さんは、農業について「バーチャルの世界ではなくリアルな世界。物事の本質が分かり、謙虚になれる。人間は、自然にはかなわない。人間のおごりがよくわかる。」と話しました。
菅原さんは、最後に、「日本は永世中立国になるべき。人間を大切にする国にすべきだ。子どもたに本当の意味の賢さを伝え、真剣に生きることを伝えたい。」と話しました。
参加者から多数の質問や意見が出され、菅原さんは、質問に丁寧に答えました。
最後に、会場内で、沖縄県知事選挙でデニー候補を支援するカンパが訴えられました。
菅原さんの潔い考え方に感銘を受けました。
菅原文太さんや文子さんへの思いをお教え下さい。
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